ワールドカップで日本が負けて、いろいろな意見が
噴き出ていました。その中で、特に、「へェ〜」て
思った記事がありました。



その記事では、サッカーの日本代表が、後半、素人目
にも、後半あと20分でバテバテだったのは、「暑い
国行って、コンディション調整してなかった」という
もの。その記事では、事前に暑い国へ行って、徹底的
に走り込んで、毛穴を開いておかないと、暑い時期(
暑い国)での試合は90分もたない、らしい。



という事は、ジーコジャパンは、暑い国で調整せずに、
ぶっつけ本番で、体感温度40度の試合を2試合も
こなしていた、ことになる。今思うと、これは、
ゾッとする話で、試合の勝敗もさることながら、
試合中にアクシデント(日射病や心臓マヒなど)が
なくて良かったと、いうべきか・・・・・。




今回の日本代表は、フィジカル云々の前に、後半
あと20分で息切れしていたのが、素人目にミエ
ミエでした。90分走りきって、相手のフィジカル
に負けたのならわかりますが、今回の様な負け方
は、100%、誰も容認しないでしょう。まして、
「暑い国での調整」をしなかったために、あんなに
後半バテバテになったとしたら、監督・コーチ以下
、コンディション調整を担当していたスタッフは、
腹きりものです。



日本代表の新監督も決まりました。今後、サッカー
日本代表が目指していく形は何か?アメリカでは、
フットボールというと、アメフトを指します。
多分、オーストラリアでは、オーストラリアン・
フットボールを指すのでしょう。私は豪州には
行ったことも、住んだこともありませんが、
推測すれば、人気、経済効果とも
  ①オーストラリアン・フットボール
  ②ラグビー
  ③サッカー
の順ではないでしょうか?(多分)




オーストラリアは今後、サッカーで日本の強敵に
なることは間違いありません。サッカーは、
ラグビー、オーストラリアン・フットボール
比べると、フィジカルなスポーツではありません
が、野球よりはフィジカルです。フィジカルな
順に並べれば、
  ①アメリカン・フットボール
  ②オーストラリアン・フットボール
  ③ラグビー
  ④サッカー
  ⑤野球
でしょうか。バスケット・ボールは③と④の間、
アイスホッケーは、バスケットの上、という感じ。




こう見てくると、サッカーはそれほどフィジカルな
スポーツではない、という事で、日本人にも入り
こめるチャンスがあるように見えます。




アメリカの大学生で、スポーツ特待生は、だいたい
ドラフト(新人選択)会議で、複数のプロ・スポー
ツからドラフトされます。
NFLでは、ボージャクソン選手やデオン・サンダ
ース選手の様にMLBと2足のわらじを履いて、
2つとも超一流だった選手もいます。よくドラフト
されるパターンは、
  (1)アメフトと野球
  (2)アメフトとバスケット
です。



こうみますと、フィジカル系の競技(アメフト、
ラグビー)で活躍できる体力があれば、比較的、
野球、サッカー、バスケットには転向しやすい
面もあるようです。ここに、今後の日本サッカー
のキーがあります。



サッカーの潮流として、身長体重瞬発力を重視
していく傾向がさらに強まっています。いまだに
技術パス回しを重視して、フィジカルを重視しな
い国は、一流国では、アルゼンチンとメキシコ
くらいになってしまいました。



日本がアルゼンチン・メキシコをお手本にした
サッカーで一流を目指すか?ドイツ・イングラン
ド・フランス・豪州・アメリカ流のサッカーで
一流を目指すか?
一見すると、アルゼンチン・メキシコ流で目指
した方が、日本にはフィットする感じはあります。
ただそうなると、フィジカル系の競技(アメフト、
ラグビー、ホッケー、バスケット、バレーなど)
は、未来永劫強くはなれないと思います。技術は
教えれば身につきますが、跳躍力、筋力などは
鍛えないと無理ですから。



一番いいのは、アメフト、ラグビー、バスケット、
ボート、アイスホッケーなどのフィジカル系の
プロスポーツを作ることが一番ですが、何せ、
日本人はボールを使った格闘技をみるなら、
本物の格闘技(柔道・K−1・相撲)の方がいい
ですから・・・・・。



ラグビーフットボールがお国柄の所は、サッ
カーのフィジカル・トレーニングをしない分、
戦術や技術に時間を回せるので有利です。



長々と書いてきたが、結局、サッカー自体で
サッカーが強くなるんじゃなくて、いろいろ
なスポーツをやれる余地がある国が、サッカー
が強くなるんだと思うね。ブラジルだって結構
バレーも強いし、ビーチバレーも一流国だ。
フランスは、ラグビーも強い。イタリアも
バレー、バスケットは好きだし、スペインも
そうだ。技術系のアルゼンチンだって、突如
として、テニスのスーパースターもでる。
スウェ−デンもそう。ここはゴルフも強い。



球技はやっぱり総合力だな。どんな球技にも
国として、そこそこの顔を出してれば、いずれ
サッカー・W・カップ・ベスト4という日も
やってくるだろう。