4〜5日前のNHKで、生活保障を受けている人
の取材があった。月間9万(住居費のほか)、
支給されていて、法改正で今後2万円ほど
厚生労働省が、一律にカットするらしい。


カットされてさあ大変!ではなくて、女房
に言わせると、生活費9万を「もらいすぎ」
というのだ。くだけて言うと、故義父(女房
の父)は月15万もらっていて、多いほう
ではなかった。女房の叔父(故義父の弟)は、
前官僚で、今80歳過ぎだが、金には
困らないほど貰っている。(月40万以上)
僕の父も大企業一筋で、月30万近く。


女房の母(義母)は、故義父の半額で、約
7万。生活保護対象者より貰っていない。
「これならみんな生活保護を受けたがる
わよね。」と、カミサン。
重い言葉だ。


今朝のTBSの関口さんの番組に出ていた慶応
大の教授の金子氏が、いい事を言っていた。
「年収200万の人が、全体の33%いる。
格差の問題は、ホントに切羽詰った問題だ。」


金子氏は、日刊ゲンダイでコラムを持って
いて、そこでも述べている。「政府は、
人間が最低限生きていける月額を示すべ
きで(年金最低額)、そこに上乗せしていく、
欧米のしている発想が必要。」 この必要
最低額を、欧米では英語で何とか言うんだが、
今ちょっと言葉が出てこない(笑)


一生懸命、人生を生きてきて、最後に悲惨な
財政状態。これでは・・・・・ね。


僕の家としての財政状況を考えると多分、
資産的には、かなりある方であろう。
女房の家もあるほうだろう。問題は、
現役中のキャッシュフローではなく、
定年後のキャッシュフローだ。


資産を全処分してキャッシュを利率の
よい海外の銀行等に預ける手も一手
だろう。国からおりる年金は「20年
後いくらだ」と、社会保険庁のホーム
ページで試算しても全く無意味だ。
20年後の日本政府の政策が大切で、
20年後の政府が、年金をカットする、
と言えば、それまでなのだ。
アメリカや欧州のような401K などの
国以外の年金に頼る形が、今後日本の
標準になっていくはずだ。


共産主義社会主義は死んで、格差が
広がり、年金すら支払えない政府。
アメリカ型資本主義の限界を見る
思いだ。特別、小泉さんや安倍さんの
せいでこうなったとは思わない。
アメリカ型経済を追従すれば、こういった
格差社会に陥るのは始めから、わかりきって
いるんだから。