銃社会アメリカの成り立ち
ヨーロッパや日本の見識者達は、銃保有の規制が、アメリカの
この種の犯罪(バージニア工科大の悲劇)をなくす手段だ、と
おっしゃいますが、現実問題として、アメリカの国としての成り
立ちや、いまだに増え続ける移民(これは合法的だが)を考慮
すると、一体、かの地アメリカで、安全を確保する手段が、
銃以外にあるのか?と、本当に悲しい現実を直視するしかない。
銃の購入時に、精神疾患を患っていたか否かのカルテ提示義務、
なんて、およそ現実的でないし、あり得ない話しだ。自分も
アメリカには80年代に長く住んでいて、銃弾が頭上を飛ぶ怖い
経験があったが、逆に、テキサスでは、銃の必要性を教えて
頂いたこともある。安全はお上がくれるものではない、
と思っている以上、どうやって安全を確保しろ?というのだ。
銃保有の問題は、アメリカ根本の問題で、彼ら自身が決める
しかないのだ。
学校のセキューリティもそう。教育の機会均等もそう。
ナチスドイツのように、学校の外に鉄条網をはればいい、
というものではない。何のために、60年代の学園紛争が
あったのか?いまさら、鉄条網はないだろう。
世界で、一番自由と民主主義を標榜しているアメリカ。
欧州ではフランス。人種間の軋轢のもんだいも、そう。
彼らも実験の最中で、実験に関わっていない国々は、
安易に批評できる類の話ではない。
難しいところだ・・・・・。