義母(女房の母)は認知症レベルで言えば、
軽いもので、以前の義母を知らない人間に
とっては、「えっ?認知症ですか」ってなる。
実際、一緒に住んでる僕にとっても、これなら
大丈夫だろう、って思ってしますが、
それも、女房に言わせると、「だからあなたは、
認識が甘いの」とくる。


先日も、久しぶりに早く帰り、子供と風呂に入って
830に彼らと一緒に寝ると、僕も2階で
一緒に眠ってしまった。

女房は、子供のPTAの仕事かなにかで、900PM
まで、小学校にいた。


900前、焦げ臭いにおいで、目が覚め、
一階に降りてみると、やかんが真っ赤になって、
ガスの火は全開。あわてて消して、
義母を呼ぶと、「忘れてた。やかんはまだ使えるよ」
ときた。ちょうどそのときカミさんが帰ってきて、
カミさんは状況を確認。
義母(自分の母)に、とくとくと、半ば怒りも
含んで、説教していた。


「しらないうちに、ガス使おうとするのよね」と
カミさん。「これでやかん駄目にしたの3個目、
なべは2個駄目にしてる。」
「パパも、これで、○○子さん(義母の名前)を
一人にして、1日でも旅行したら、どうなるか、
わかったでしょ。」ときた。



ちなみに九州への旅行は、2泊3日の強行軍。
子供たちは飛行機に感動してた様だ。
その間、義母はケアセンターに入所してたが、
どこもここも一杯で、ようやく探した施設に
預けられた。看護師常勤なので、義母は、おかし
なこともなかった様だ。


とにかく、こういうご老人お一人でも抱えている
家族は楽じゃない。


社会的にオミットされた時点で、厄介者になっ
てしまう。

この日記でも再三書いてきてるが、老人になって
厄介者になっても、お金しだいという現実もある。


厳しい老後だね。