神戸や大阪の高校生に、A型インフルエンザが
蔓延しており、一昨日からそれが、新型という
ことがわかった、らしい。



ゴールデンウィーク中に、成田で留め置かれた
大阪の高校生は、旅行中に発症し、水際で
隔離されたが、



今回の神戸の高校生は、海外で(特に北米で)感染し、
潜伏期間中に
陰性として日本に戻った海外渡航者から、
うつされたと、推測される。



日本の厚生労働省は、熱の出た感染疑いの渡航
ばかりターゲットにしていたが、これには
限界があった。


結局、陰性として、日本に帰国した渡航者が、
1週間後、10日後に発症して、新型と判定される。
その間に、家族や学校、友人間にウィルスを
伝播させる。




ヨーロッパでは、感染爆発が収束に向かっている、
という報告がある。
感染者に接触した、感染疑いの人達に、
予防的に、抗インフルエンザ薬のタミフル
リレンザを、積極的に配布しているという。


アメリカやメキシコなど、医療にお金がかかる
地域では、感染は下火にはなっておらず、
それぞれの国情が現れている。



日本でも、積極的に、感染疑いのある人達に
抗インフルエンザ薬を配布する、という。
これはいいことだ。




忘れてはいけないのは、インフルエンザで大切
なのは、
健常者が感染し、その感染を心配することではない。



大切なのは、余病を抱えている高齢者、
新生児、癌治療のため化学療法をしている患者、
生まれながらに免疫機能が低下している方、
集中治療室に入院している患者、などなど、


こういった方々の予防を優先的に考えないと
いけない。


海外旅行できる体力があって、日本に帰って
新型インフルエンザが発覚し、
受験の心配をするのも結構だが、

新型インフルエンザ(あるいはインフルエンザ)が、
直接、死に直結する方々もいる、

ということなのだ。




他人に感染をまきちらさない努力は当たり前だ。