英国が、新型インフルエンザに対するワクチンを、
年末までに9000万ショット製造依頼したらしい。



製造する会社は、英国のグラクソスミス・クライン社
アメリカのバクスター社。



英国政府の依頼で製造依頼したというが、このワクチン、
英国人向けおよび、途上国向けがあるらしい。



いずれにせよ、英国の総人口分備蓄すれば、誰も
文句は言えまい。



ただ、ワクチンって、難しく、A型インフルには効いて、
B型インフルに効かないいっていう場合もあるし、
ワクチンが完璧に予防できるっていうのは幻想だが。



英国の、今回の9000万ショット分は、両方の
型に効くんでしょうかね?



製造した、グラクソスミスクラインは、英国の
製薬会社で、抗インフルエンザ薬リレンザ
製造元。

米国のバクスター社は、医療機器のメーカーで、
薬も製造する。

どういった資金を、英国政府が投じて、ワクチンを
製造依頼させたかはよくわからないが、
医療の製薬・機器メーカーに大量生産させた方が、
製造までの日数は早いだろう。



翻って日本。

インフルエンザワクチンを製造販売するのは4社。



1.阪大微生物研究会
2.化血研
3.北里研
4.デンカ生研(株)たしかデンカ生研は、昨年か、
          一昨年には、親会社に
          併合されたはず。


このうち3社は、政府の出先機関(?)で、
生産能力に疑問符がつくんじゃないでしょうか。



英国のようにとは言わないまでも、
ワクチンの製造工場を、もっと、純民間の製薬会社・
検査会社に、政府は補助金出して作ってもらった方が、
製造までの日程は大幅に短縮できると思います。



ただ、日本の製薬会社は、ワクチンのビジネスが
採算に乗らないので、無視してた事情もあるようで
すが・・・・・



ただ、こういったパンでミックに遭遇すると、
国内にどれだけ、インフルエンザワクチンや、
抗インフルエンザ薬を製造できる工場があるか、
そういった国力が、問われます。



抗インフルエンザ薬にしても、
特許を盾に、ロッシュ(タミフルの製造元)も、
スミスクラインリレンザの製造元)も、
国外での製造は許可してないようだ。



日本の製薬会社、確か、富山化学塩野義製薬は、
日本製の抗インフルエンザ薬を開発中と、聞いて
ますが、まだ、治験すら終わっていないようだ。



厚生労働省や、枡添大臣もよくやっていると
思うが、
具体的に、どこどこの会社の何工場で、
何千万ショットのワクチンを頼んでるとか、
いつまでに用意するとか、
もっと
詳細なレベルで説明すべきだろう。
本当に、ワクチン開発や製造してるのか、
われわれ国民にはよくわからない。



英国や米国のように、はっきりと述べるべきだ。