本田選手が去年末に頸部にメスを入れたが、そのことが原因で
いまひとつ調子が戻らないようだ。ミラノでも、フィジカル
コーチがつきっきりで、スタミナを回復するトレーニングに
励んでいたようだ。ただ、不調の原因がわかっているだけに、
あとは体力の回復を待てばいいのだが・・・・長谷部選手は
もっと深刻かもしれない。膝の半月板の手術の後遺症で
膝に水がたまっているらしい。


どちらにせよ、長谷部選手の場合、予備登録の選手と交代
する最悪の事態も想定しなければならないだろう。




        大迫選手(柿谷選手)


大久保選手(本田選手) 香川選手     岡崎選手


   細貝選手「予備登録」  山口選手(遠藤選手)


長友選手   吉田選手  森重選手  内田選手


           川島選手


試合中のイエローカードや、けが人の状況にもよるが、
前半は、柿谷選手、本田選手、遠藤選手を温存して
守備的に行き、後半の勝負どころで、3選手を入れて
攻撃的にいくのが最も無難な采配の様な気がする。
ただ、本田選手の回復が早まれば、90分間出しても
いいような感じもあるが、ちょっと今のコンディション
では、本田選手のフル出場は厳しい気がする。



1年前まで、本田選手、長谷部選手、遠藤選手、長友
選手、香川選手とメンバーを固定して戦ってきた
ザッケローニ
コンフェデレーションズ・カップ頃から徐々に、
控えの若い選手を登用するようになった。
自分は、攻撃陣とボランチには以前は不満だったが、
いまは不満はほとんどない。5選手の代わりに、
大迫選手、柿谷選手、山口選手、青山選手と、若い
芽が育ってきたからだ。唯一心配なのは、SB陣で、
長友選手、内田選手の控えの両酒井選手が、思った
ほど伸びなかったことで、出来れば、W杯までに
レギュラーSBを脅かす存在を育てておきたかった。
こう考えると、CBやボランチ、SBが出来る今野選手
をはずすことは、ザッケローニは出来なかったのだ。



CBは相変わらず不安定だが、森重選手の成長で、
吉田選手も危機感をもった。伊野波選手と森重
選手が先発ででないとも限らない。この危機感
が、吉田選手が「ポカ」は出せないと思わせてる
はずだ。



こう考えると、今のチームは長友・内田両選手が
怪我で出られない時のリスク以外には、余計に
心配することはないチームに仕上がったと思う。
もちろん、本田選手を出さない時の勝率の悪さ
はあるが、昨日の様に、前線で、香川・岡崎・
柿谷・大迫・大久保選手が良い連動性を出せ
れば、本田選手の「穴」を感じないで済むのでは
ないだろうか?



4年前とは違うのである。若い芽がどんどん出て
きている。4年前のチームは、本田選手、松井選手、
大久保選手、岡崎選手がそれぞれバラバラに動く
印象があったが、今のチームは誰が代わりに出て
も、パスの連動性が作れる。打ち合いで負ける
ことはあっても、攻めてくるチームとは、そこ
そこの試合が出来る予感もある。



W杯の対戦相手では、やはり2戦目のギリシャ
守備陣をどうやって崩すかが、鍵になるだろう。
そして、1戦目のコートジボアールには、負けない
試合を出来るかが鍵になる。98年では、1戦目の
対アルゼンチン戦では、いいとことろまで追い込ん
だが、バチストゥ−タ選手の1発に沈められ、
0−1で敗戦。2006年は、先制したものの、
最後の20分で、豪州に逆転され1−3の敗戦。
2002年は、2−2でベルギーに引き分け。
2010年は、カメルーンに本田選手の一撃だけ
で1−0で勝った。



1戦目に勝ち点を取る(勝ちか引き分け)ことが、
グループリーグを抜けの必要条件になる。
コロンビアは、W杯予選で得点16と大活躍した
ファルカオ選手が出ない。フィファランクから
言って、1強3弱だった構図が、4強(どっこい
どっこい)になって混戦模様になった。という
ことは、1戦目のギリシャーコロンビアで、まかり
間違ってコロンビアが負ければ、日本は第3戦まで
息が抜けない戦いになるという事だ。



しかし、地球の裏側のブラジルで、試合開始時間も
遅いし、3戦とも、街のどこかで(笑)テレビ
観戦は出来そうな雰囲気だね。普通の会社の外
周りの営業くらいしか、テレビを見る余裕は
ないか(笑)



とりあえず第1戦、勝ち点取ってね。
日本頑張れ!!!