さて、今日は株から離れて、「資産」について、考えて見ます。

僕も女房も、先祖代々の土地はあります。私の両親は健在で(年なので
かなりガタついてますが)、カミさんは父親が2年前他界し、
母親一人です。私もカミさんも、先祖の土地の直接相続人(カミサンの
兄弟は相続を協議上放棄してます)に当たります。カミさんの母親は、
病気がちで、私たちが3年ほど前から見ています。(介護していると
言っていいでしょう。糖尿病、腎臓病、脳梗塞を患っていますので、
簡単な料理も作れませんし、食事は制限食です。ボケはないですが)
よくカミサンと話すのですが、土地畑全て売り払って、10年分くらいの
生活費を得て、介護施設に入ってもらおうか・・・とも一時考えた事も
ありました。変な話ですが、女房は「母親のために御先祖の土地を
処分する必要はないし、子供達に残しておきたい。」と言います。
それもそうだなぁとも、思います。

私の両親は、昭和一桁生まれで、父は大企業一筋の会社人間で、
年金も手厚くまかなわれ、年も年(78)ですが、スゴロクで言えば
「うまくあがれた」方だと、思います。私自身の問題で言えば、この先、
両親が病気やボケになった時、同居か否かという選択が出た場合、
自分の「感情的」「道義的」感覚で、住むか住まないか、自分は決める事
になると思います。その点、カミサン(母を介護しなければいけない
身分)より、多少は気は楽です。

何でこんな事、書いたかと言いますと、いくら1億、2億の資産(土地)
があっても、それは自分で稼いだのか、御先祖さまのものか、ヒモ付きか
(介護つきか)等等、いろいろあるわけで、哲学的ですが、資産は選択肢
を広げるが、何の解決にもならない、という事。キャッシュフローを大切に
しないとね。