先日、久しぶりに夜更かしして、1997年秋の
98年Wカップ予選、日本ー韓国戦(ホーム)と、
(ソウル)の2戦のビデオを見ました。つでに、
96年アトランタのブラジルー日本戦まで見て
しまった。


韓国戦(ホーム)では、ご存知の通り、後半30分まで
1−0で韓国をリードして、ボール支配率やアイデア
まで、全く韓国を上回っていました。今、冷静に見て
も完璧に日本が圧倒していました。


ところが、後半30分過ぎに、ロペス選手に代えて
秋田選手を加茂監督は投入します。カズの1トップ
になり、カズは孤立し、ロペス選手のようなポスト
プレー(ため)が、効かなくなります。ここから、
韓国がロングボールを多用し始め、日本は秋田選手
を投入したにもかかわらず、受身一本やり。韓国が
次の10分で2点取るんですが、韓国が1点入れる
前に、日本が危ないシーンは10回ほどあります。


加茂監督は、ここでも動きません。岡田コーチ
(98年Wカップ監督)の大声が(名波選手や相馬
選手に対する指示が)、マイクを通して何回も聞か
れます。次の10分で2点取られるのですが、
1−1の時点で、DF小村選手に代えて、FW西沢
選手を用意するのですが、西沢選手がピッチに入れた
のは、2−1と逆転されてからです。


この一戦の教訓は、06年Wカップの豪州戦で全く
生かされていなかったようです。ちなみに97年
韓国戦(ホーム)のピッチには、中田英選手、
川口選手がいました。



ただ素人目に見て、97年予選時の日本代表は
強かった様な気がします。(監督采配は別として)
バランスがよかったと思います。30歳くらいの
井原選手・カズ選手・北沢選手がひっぱり、20代
半ばの名波選手、相馬選手、山口選手。20歳の
中田英選手・川口選手。ロペス選手はしっかりポスト
を作れました。



97年W予選の韓国戦1、2戦は、日本が圧倒し
ていました。この予選終了時点で、日本のFIFA
ランキングは10位近くまで上がるのですが、
ビデオを見る限り、素人目に強いと思います。
イラン代表のダエイ選手が、02年、06年の
日本代表はどうか?と聞かれ、一番強かった
日本代表は、97年Wカップ予選時の日本だ、
と答えています。



サッカーお宅の人は、一度、97年時のビデオを
見返してみて、当時の日本代表の強さを感じるの
もいいかもしれません。(勝負事、強いのと、
勝つのは違うんですが・・・・・)


今度、夜更かしする日は、93年のWカップ予選、
対韓国戦(カズが若い若い)と、イラク戦。



ふるきをたずね、あたらしきを知る。