レッドソックスが、ヤンキースに1.5差まで追い上げられて
いる。残りは両チーム10試合ほど。
日本のプロ野球も、阪神・中日・巨人が、1ゲーム差内外で
ひしめきあっている。
アメリカにも日本にも共通なのは、どのチームも、ポストシーズン
プレーオフ)の試合に出るのが確実なこと。
実際、プレーオフに出られれば、1位で進出する必要などない。
追うものの強みで、ワイルドカード(2位3位)で進出した
方がワールドシリーズを制覇するような感じ・・・
ワイルドカード(4位)をメジャーリーグで取り入れたのは
90年代後半だったはずだが、その後のワールドチャンピオンの
40%は実にワイルドカードのチームだという統計もある。



NFL(アメフト)では、70年代からワイルドカードを導入して
きたが、ワイルドカードのチームがスーパーボールを制覇する
確率はMLBより低い。実際、ほとんどないといっていい。
以前からNFLでは、ワイルドカードでチャンピオンシップゲームや
スーパーボールに進出するチームを「シンデレラ」チームと
呼んでいる。今でも多分そうだろう。そのくらいお姫様(シンデレラ)
になるのは難しいのである。



話はそれたが、よくモーメンタムという言葉をアメリカ人は使うが、
(勝負の転び所・行き場所)点数の入りにくい野球の方が、
モーメンタムの神様は意地悪の様で、ワールドシリーズでは、
ワイルドカードのチームが結構、優勢なのだろう。



審判に関して言えば、NFLにもミスジャッジがしばしばあり、
ゲームの行方を左右するが、一方で、個別のプレーを、
監督が、ビデオで審判させる権利もある。(ビデオでのジャッジ)
ただビデオを使っても、判定が非常に難しいのがアメフトだが・・。
アメフトのポストシーズンはサドンデスで一発勝負だが、
野球は、3勝5戦制、4勝7戦制。
このへんにも、ワイルドカードチームに付け入る隙があるのかな?



この時期、野球ファン、フットボールファン(アメフト・サッカー)
にはこたえられない季節。



松井選手も一時期のスランプを脱したようだし、ヤンキース
ポストシーズンは楽しみだ。
苦手のエンジェルスか?相性のいいインディアンスか?
ヤンキースの様に勝利を義務付けられているチームはしんどい。
Aロッド選手も王健民投手もポストシーズンで活躍できなければ、
レギュラーシーズンのタイトルなんて無きに等しいと、
言われてしまう。



だからこそ、ポストシーズンで活躍したレジー・ジャクソン氏や
バッキー・デント氏やサーマン・マンソン氏(故人)が
いまだに称えられる。ファンの記憶に残っているのだ。


さあ、今年のヤンキース、どこまで行くだろうか?