FRB金利引下げ誘導に、マーケットは素直に好感し、
世界的に株価は順調に上げている。


ナスダックも、2000年のハイテクバブル崩壊以前の
水準に戻しつつある。


個人的には、保有の米国株の価値が上がるのはうれしいが、
短期的に、オプションで、コール売り(カバードコール)や
プット買いをしてるので、ヘッジがそのまま剥がされて、
資産で言えばプラマイゼロ、という感じです。



サブプライム・ローンはいろんな事を喚起させてくれてるが、
投資家にとって大切な事は、アメリカの景気の一点だけ。
金利の引き下げは、カンフル剤のようなもので、実体経済
本当に不調であれば、いつか、バブリーな株価も、本当の
価値に落ち着くもの。
個人的には、まだまだヘッジ(下げて儲ける)をはずすわけ
にはいかない。



実体経済の落ち込みと、株価(相場)の落ち込みは、
タイムラグがあるので、アメリカのダウ工業もナスダックも
まだまだ、落ち込み相場の入り口にも入ってない可能性も
ある。長期(1年後くらい)の行使期間のオプションの方が
いいかもしれない。
下がる相場とわかっていても、カンフル剤を打たれると、
下がらないものだ。カンフル剤で立ち直る風邪程度の経済減速
ならいいが、あと2年で相場が2〜3割落ち込むなら、
カンフル剤は必要ない。ただこれは投資家の理屈で、企業経営
にとっては、カンフル剤でも必要なのかもしれない。



下げ相場(暴落)で儲ける(空売りやオプションで)のは、
いつの時代でも難しい。
われわれ個人投資家は、暴落前に売却して全部キャッシュに
しておくことが最善かもね。
アメリカ経済の減速がはっきりしてるのに、今後、紆余曲折なし
に株価が右肩上がり、ということは決してないのだ。
問題はリセッションが短期か?長期か?ということでしょう。