ロイター通信に、アメリカの投資家の指数オプション
、指数連動ETFなどの取引量が急増していると、
経済ニュースに書いてあった。



個人投資家が、個別の保有株の目減り分を、指数オプション
などでヘッジしている構図がわかる。
当り前のことですが・・・・・



歴史が繰り返すかどうかわからないが、
ITバブル崩壊時も、いろんなメディアは、もう大丈夫だ、
こんなにいいニュースが出た、と言って、その度に、
株価は戻していた。




先日もこの日記で書いたが、QQQQ(ナスダック連動ETF指数)
を見てみると、



2000年3月   117.56
2000年5月    81.69

ここで、14%上昇し、



2000年9月   95.12
2001年4月   35.95

ここでまたまた 27%上昇し、


2001年3月   48.99
2001年9月   28.19


最後の上げで  32%上昇し、


2001年12月  41.73
2002年10月  22.22(大底)



2年半で、だましの戻りが3回あり、
ようやく底を打った。







今回の金融危機は、54.42ポイントが
天井で、
ITバブル崩壊時の半分の高値から、下降し
ているので、


ITバブル崩壊と同じペースで崩れると、
あと1年で、24ポイント下落し、
来年末に、QQQQ指数が、8.0ポイント


という、最悪のシナリオさえ描ける。




ただ、当時は、ナスダックの崩壊が、
ダウ工業の崩壊を引っ張ったが、
今回の金融危機はむしろ、

ダウ工業の金融株、住宅関連株が、
全世界の同時株安の震源地で、

ITバブルとはおもむきが違う。



ナスダック株が、ダウ工業株とは、連動しないで
推移すればいいが、株を買っているファンドは、
ナスダックもダウ工業も、重複しておかまいなし
に買っているので、ファンドの成績が上がらねば、
換金売りに、ナスダック株が利用される可能性
もある。

今は、ナスダック上場の企業決算も悪いし、
景気も悪いので、違いはないが、今後、
かなり金融関連株、住宅関連株が、

上値の重しになるはずだ。




今後は、ナスダック株が引っ張って、
ダウ工業株が、それについていくという、
奇妙な動きになるかもしれない。




本題がずれたが、QQQQ指数は、ITバブル
崩壊時の、20ポイント前後を大底と、
考えていいのではないかと思う。そこまで
落ちない可能性もあるでしょう。ナスダックは
景気回復と、革新的な技術力勝負と考えましょう。



ダウ工業の方は逆に、今回の震源地なので、
ITバブル崩壊時は、傷が浅かったが、
当時の底値、7000ポイントを割っても、
驚いてはいけない。




日経225でもそうですが、オプションを
する場合、デイトレードできる人なら、
保有リスクはあまりありませんが、
デイトレの出来ない人は、自分の相場観が
ピッタリあっていても、負ける(損する)可能性が
大きいのが現実です。



先ほどのナスダックETF指数(QQQQ)にしても、
大底を形成する2年半の過程で、
30%にも及ぶ上昇局面が、3回もありました。



今回も、すんなりと大底を形成できるはずは
全くないでしょう。潮目(ベア→ブル)が変わったら、
ためらわずに損切りし、流れに乗るべきでしょう。
また、上昇していても、必ず潮目が変わって
大底形成を試し(ベア)に入りますので、
アチェンジを忘れない様にしましょう。




僕はナスダック指数オプション(QQQQ)では、
上値が1850(QQQ=35)で、
下値が1200(QQQ=22)のレンジで、
あと1年(来年末)で、大底形成すると予測して
います。




ですので、株価(指数)が上がったら、

コールを高値で売って、

株価(指数)が下がったら、
プットを高値で売って、



限月は期先が長くても、せいぜい90日
(これでもデイトレの人には長すぎる
でしょうが)、
期近は、短くて半月、長くて30日
くらいです。



さっきのストラングル売り(レンジ相場用)に
加えて、


暴落に備えて、


プット売りの枚数より多くを、OTMでプット買い

しています(プットのバックスプレッド)。OTMで、
安いので
かなり買えます。これはストラングル売りの保険です。




潮目が変わる前に、安いOTMコールを買っておくのも
いいかなと・・・・

下値に対しては、かなり手厚いヘッジをかけてますが、
上値をブレイクする(暴騰する)ことも、

短期の局面ではおうおうにしてあり得ます。


安いうちに、QQQQ=35ポイント以上のコールを
保険で買っておくことも必要かもしれません。
コールのOTM買いは、限月は、かなり長いほうが
いいかもしれません。今のうちに仕入れて、
相場が暴騰したとき、売りに入るのもいいでしょう。
短期の戻り局面(だまし)は今後、2〜3回は
あるはずです。



でも自分の場合、上昇局面ではカバードコール売りの
割り当て(引き渡し)で対応しますので、


指数コール買いはチョボチョボ(少し)で、
いいですね。




ガッツリ儲けようじゃなくて、
この相場では、ヘッジやったから(オプションや
ったから)、現物が、損しないで済んだよっていう感覚

が、大切かもしれませんね。



その人、その人の考えで、よくわかりません