今日は久しぶりに株の話。



昨日はダウ工業280ポイント、ナスダックは
60ポイント近く下落した。



一昨日に大きく上げて、昨日は逆に大きく下げる
展開。
買いをいれるファンドが、FRBや政府機関の、
住宅公社再建計画に、一喜一憂している状況が
見てとれる。



僕も住宅関連株として、ホームビルダーの
DRホートンを保有してて、売ってはいないが、
その株価の推移を見ると、この1年くらい
大きく上げてはいないが、初めの底は脱したか
のように見て取れる。この先、2段底、3段底と
形成していくかもしれないが、
当面の、群集心理的な大底は、住宅関連株に
ついては、ほぼ脱したと、思っている。



アメリカの景気、世界的な景気のダウントレンドは
今始まったわけではない。要は、サブプライム関連
の負債を、どうやって補うのか?政府、銀行の
次の一手が見えないため、2008年前半までは、
心理的に投資家が買えない状況にあった。
普通、バリュー投資家や逆張り投資家は、
下げ相場の局面では、買いを入れるものだが、
今年の夏くらいまでは、かなり慎重になっていた
様に思う。全く買いが入っていなかったから。
ここにきて、何か、潮目の変化を僕は感じてます
が・・・・・どうでしょうか?




もちろん、実体経済は、アメリカは今後ますます、
厳しく、来年いっぱいくらいは低迷するかもしれ
ませんが、個別の株については別物。
キャッシュポジションにしてたものが、徐々に
、不当に売り込まれたものに流れている兆候が
あります。
バリュー投資家が、静かに株を買っているので
しょう。




僕は、もっぱら、持ち株(オプション取引ができる
銘柄)については、

(1)ヘッジの意味で、カバードコールをかける
 
   (例)現在株価が35ドルで、300株保有
      している、とします。

      1月満期の、40ドルのコール売りを
      2枚(200株)仕掛けます。
      オプション価格が2.5ドルとして、
      2枚売りですから、500ドルの利益
      になります。
      ただし、1月18日までに、株価が、
      40ドルを越えなければですが・・。

      もし40ドルを越えた場合、手持ちの
      200株を40ドルで、売り渡します。

      40ドル以上になったら、売り渡すし、
      40ドル以下なら、プレミアムの500
      ドルが入る。損のない戦略です。


      以上が、カバードコールの概要です。





他には、こういうこともしています。

(2)買い増したい株の、プットを売る。

   (例)現在、30ドルの株があり、あと
      200株買い増したい。

      相場が軟調な今は、プットのオプション
      価格が高騰しています。

      12月満期の25ドルのプット売りを
      仕掛けます。オプション価格が3ドル
      として、2枚(200株)売ります。
      はじめに、600ドルが手元に入ります。

      ただし、12月18日までに、株価が
      25ドル以上であればですが・・。

      満期日に25ドルを下回り、18ドル
      まで落ちたと仮定します。
    
      その場合、20ドルで200株の
      割り当てを受けて、買い取ることが
      必要です。

      ただ、もともと買いたいと思ってた株を
      安値で買い取ったと思えばいいだけです。
      買い取れなかった場合(思ったより株価
      が下がらなかった場合)も、プレミアム
      のお小遣いを貰ったと考えればいいの
      です。

      今度は、2月満期で、新たにプット売り
      を仕掛け、うまく株価が下がれば、
      2月満期日で、株の買取ができます。
      もしできなければ、また、プレミアムの
      お小遣いを貰って、4月満期に新たに
      プット売りを仕掛ける。

      投資家にとって、買いたいと思う株です。

      高値のプットを売って、プレミアムを
      貰うか、安値の株を購入するか、だけで
      全く理にかなった戦略です。



相場が軟調の時は、保有株にカバードコールを掛ける。
買い増したい株のプットを高値で売る。どちらに
転んでも、損にならない戦略をとりましょう。



僕は今現在、米国株で、ほとんど医療機器薬品関連に
特化したポートフォリオを組んでいます。
相場が崩れた時、連動して落ち込むセクターではあり
ませんが、相場が上昇しても、あまり上がりは期待でき
ません。
個人的には、もっと買い増したいので、もっと株価は
下がってほしいのですが・・。


現在保有銘柄(日本株は除く)

1.イムコア(BLUD)
2.メリディアン・バイオサイエンス(VIVO)
3.DRホートン(DHI)
4.ネイタス・メディカル(BABY)
5.メリット・メディカル(MMSI)
6.アルファーマ(ALO)
7.バルケム(BCPC)
8.ダクサー(DXR)
9.セルサイ(CVM)
10.モンサント(MON)



どうして上記の銘柄を選んだかは、後日説明する
こととして、

僕は、アメリカ株の(自分のポートフォリオの)
評価に、Louis Navellier氏のポートフォリオ
グレイダーを使っています。
いわば、自分の保有株の成績表、通信簿のような
ものです。以下が、サイトです。
www.getrichwithgrowth.com


この人の本もいけますので一読を薦めます。

成長株投資の公理―株で資産を築く8つの法則 (ウィザードブックシリーズ)

成長株投資の公理―株で資産を築く8つの法則 (ウィザードブックシリーズ)