日本株が下げ止まらない。
僕自身日本株の所有率が低いので、何とも
言えないが、こういった下げ相場での
日本株のヘッジは難しい。


例えば、トヨタ自動車を持っていて、この
数週間、数ヶ月で、あと10〜15%落ちると
思うんであれば、損きりするか、空売り
するか(株所有のまま)しか、ない。
空売りであれば、新たに資金を口座に
振り込むので、もうそんな余裕のない
投資家は、損きりがいいだろう。
空売りするのであれば、相場が落ち着く
までまって、処分すれば、下落分は儲かる
はず。といっても、実際は現物株所有の
ままなのでプラマイゼロだが。


この戦略で大切なのは、あせって空売り
決済をしないこと。僕も何度か日本株
失敗したが、実は、底値はまだまだ先で
、売り決済しても、また、新たに売りたてる
ことも多い。こういう地合では無期限の
空売りが望ましいでしょう。



インデックスオプション(日経オプション)
などで、ヘッジするのもいいでしょう。
プットは高くなっているのが、インザ・
マネーのプット買いが安全でしょう。



例えば、14000が源市場価格なら、
2月限月、14300くらいのプットを
購入し、当然、期限日まで所有せず、
源市場がさらに下落するなら、2〜3週で
20%の利益をとりながら、インザーマネーの
プット買いを進めます。



コール売りのできる環境なら、コール売りも
いいでしょう。コール価格は、こういう地合では
安いので、買い戻しはいいのですが、売りは
オプション価格が低くすぎて、利益が限られて
しんどいはずです。コールのオプション価格の
上がりは限定されます。長めの決済日がいい
かもしれません。4月5月限がいいでしょう。



黙って指をくわえていても持ち株の資産価値は
下がる一方です。思い切って(1)損きりするか、
(2)空売りでヘッジするか、(3)インデッ
クス・オプションでヘッジするか、
ぐらいしか方策はありません。



今朝の日経新聞には、日本株の歴史的割安
(PERで)と半ば買いをあおる様な記事が
書いてあったが、落ちている株を買うのは
勇気がいる。一旦、空売りしてから買いでしょう。
また、同新聞には、東証デリバティブ
商品(東証銘柄30のインデックス先物
不動産投資信託先物など)を
加えたとあった。問題は、一般投資家が持てる
資金で売買できるか?ということだろう。
興味はそそられますが・・・・・



10年単位で考えれば、あの時仕込んどけば?って
みんなあとでホゾを噛むんだけど、長期的に
見通せる投資って、個人には厳しいんだよね。
っていいながら、僕は住宅関連株の底値を
拾ってますが・・・・・調査して信じた株を
買うしかないんだよね。結局。