義母(かみさんの母親)を病院に先日連れて行く。



血中クレアチニン濃度が高く、体液も酸性に傾いて
いる、というDRの話で、ふくらしこ(化学名は
忘れた)をもらう。
2〜3ヶ月前から、いわゆる炭(活性炭)を処方
され、飲んでいるが、腎臓の機能は不可逆で、
全て悪くなった機能を、これ以上悪化させないという、
対処療法らしい。





女房は、義母の体調しだいで、今後も仕事を
続けられるかどうか、かなり気を揉んでいる。





義母は、自営業・農業をメインでやってた義父
(故人)の年金の半分をもらっている。
一人で、優雅に暮らせるほどの見入りはない。
実際、5年近く前の義父の葬儀も、赤字で
自分とカミサンの貯金から100万近く出したし、
毎年、今も、香典出してくれた近隣の人たちの
葬儀に、香典返し、していて、女房の負担
(結局自分の負担だが)は、50〜60万に及ぶ。
ほかに、地域活動の雑費寄付金も10万は
出している。



いろんな土地柄があるのでとやかく言え
ないが、葬儀でも何でも、頂いた分だけ
きちっとお返ししていく、そういった
システムを確立しないといけないよね。
葬式貧乏、葬式バブルって、あっては
いけないことですよ。



ブラックユーモアじゃないが、義父の葬儀
代に懲りて、義母はまだご存命ですが、
葬儀代の保険に入ってもう5年近く経つ。
当人はご存知ないとおもいますが・・・




僕の父親も、もう80歳を越えていて、
2回心筋梗塞、1回脳梗塞をやって、
医者からは、とっくに見離されていたが、
ここ1〜2年は、胃ろう(胃内にチューブ
を通し栄養補給する)のおかげか、
病院から家に戻ってきて、血色もいい。
よかったですねェ〜ではなく、
自分の母親の負担が増えて大変という事。
車椅子レベルの障害ということで、
ほぼ毎日、介護の施設、病院から、
ケアしに来てもらっている。
まあ、外部から毎日介護してもらえる
なら、まだ幸せだが・・・当面、年金
だけで暮らせるのはラッキーと言える。
特に、我々子供は、親の経済力次第で、
自分たちの運命さえ変化してしまうから。





義母の場合は、それほどの経済的余力はない。
自分も女房も、義母の家屋土地を(といって
も、女房名義だが)売却して、施設に
入れるというのも、検討したが、
痴呆はほとんど軽度で、やはり、
糖尿病の合併症からくるケア(薬管理、
インシュリン注射)がメインなので、
我々でやれると思い、同居している。




実際、自分と女房のお金(給与)がカット
され、なくなったら、一番の弱者である
義母、に影響があるのは必至だ。


だからといって、
女房の家の土地家屋、自分の実家の
土地を売って、義母を施設に、とは
そうそう、なり得ない。
やればできないでもないが、お年寄り
でも、病気があっても、ある程度、
自助努力で、天命を全うしてもらわないと
困るのだ。特に、資産もない、
キャッシュフローもないというお年よりは
なおのこと自助努力がLast Moment
まで必要なのだ。




義母には、最後の最後まで自分でできる
こと(食べる事と下の世話)は自分で
おやりになってくれるよう期待している。
まあ、頭より体のほうが悪いのは、
お年寄りにとっては、不幸中の幸いだ。
頭がしっかりしてれば、まだまだ、多少なり
とも話し合いの余地もあるしね。




このまま、糖尿病の腎臓病が悪化すれば、
定期的な血液透析も必至だが、
そうなったとしても、やはり、女房に
感謝する姿勢って必要だと思いますよ。





上を見ればきりないが、こういった
ご時世で、親の面倒どころか、
親の葬式にも出ず(出さず)無縁仏に
おなりになっている仏様が多い時代。
無縁仏におなりになっているのは、
ホームレスだけじゃないっていうのを
知ってる政治家は東京にはいない
みたいですけど。実際、無縁仏で
お亡くなりになっているお年よりは、
東京都下でも結構多いって、お坊さん
から以前お伺いしました。しかも、
子供が葬儀代とかしぶっていて、
決して余裕のない家庭っていうわけ
じゃなく、「親は面倒うざい」・・・
そういった理由で無視していると・・・・


それで、てめえの子供のお受験したって
意味ねえっつうの(怒)




世も末だねェ〜