ヨーロッパ映画だと思うが、興味深い映画をみた。


6500万年前に、彗星が地球に衝突したが、
もし、いま、衝突したら、人類は、地球環境はどうなるか?


というテーマで、物語と科学的な論証を混ぜ合わせた映画で、
ドキュメント仕立てだ。



近未来に広島型原爆の1000発分の爆発力がある彗星が
メキシコのユカタン半島付近に衝突したという設定で、


メキシコに住む男

フランス・パリに住む3人の家族

カメルーンに住む原住民



彼らの、衝突後の生活を追ったストーリー展開。




この巨大隕石衝突では、
1.まず、衝撃による熱波や大津波が襲う。
  地球の大気中には、イオンガスや隕石の塵が充満する。
  最初の1ヶ月くらいは、砂漠のような暑さが全地球を
  覆う

2.そして、大気中の塵やガスで、太陽光が遮断され、
  赤道のカメルーンでも雪が降る環境、暗黒が数ヶ月続く
  らしい

3.メキシコユカタン半島(6500年前)と同じ場所に
  ぶつかったと仮定しており、この場合、ニューヨーク
  などの北米東部には300メートル級の大津波
  ヨーロッパ西部の都市もほとんど津波で壊滅、

となる。


約75%の地球上の生物が絶滅するが、
それでも、人類も他の生物も、
生き残ったものが、新たに地球を蘇らせるという、
ストーリーで、

思わず見入ってしまった。


小彗星がぶつかったら、地球や人類が100%破滅という
ストーリー仕立てがアルマゲドンには実際多いんだが、


我々哺乳類に限ってみても、

6500万年前の大衝突を生き延びてきている。




生物の生命力には感嘆するものがあるのだ。

だから、地球環境がどうなってもいいという
ロジックではなく、


打ち落とせない彗星を、打ち落とそうとする

アルマゲドンのストーリー設定には疑問を

感じてしまう。



この映画、マイナーなのか、ユーチューブで、
検索できなかった。