今日はちょっと堅い話。


最近の日経新聞の記事をザーと斜め読みしてると、
やたら、韓国の電子機器、自動車の優越性を論じて
いる。雑誌でもそうだ。


翻って今の日本は何ぞや?っていう記事なんだが。



先日終わったバンクーバーでも、韓国・中国の
メダル獲得数は飛躍的に伸びていて、
すごいって言うんだが・・・・・



ただ両国とも、メダルはほとんどスケート競技に
限定されており、日本がノウハウを蓄積した分野で、
彼らがそれに取って代わっただけの事。今は、
どんなスポーツでも、ビデオで分析され、
国家の養成機関で3〜4年も練習してたら、
まず、強くなるわな。中国はメダリストでも、
五輪が終わればただの人みたいだが、韓国では、
その報奨金たるや、すさまじい。日本で言えば
億単位に相当する。
浅田選手にいたっては、銀メダル取る前から、
スポンサーから億の収入があるのに、
モチベーションがわくだろうか? 韓国の金選手は、
金を取るために(洒落ではない)、何ヶ月も前から
カナダに入国し、カナダ受けする演技を磨いて
きた。上手下手もあるが、既にモチベーションに
差があったのだ。



日本のスケート選手(メダリスト)の勤めている
会社は、地方の中小企業が多い。昨今の不況も
あって、以前ならスポンサーについていた大企業
が全く、冬のスポーツに関心を寄せない。
ジャンプや複合が、今一歩の成績だったのも
仕方がない。



話が長くなったが、冬のオリンピックの華は
自分は、スキーだと思っている。

日本はこれまで、ジャンプや複合ノルディックでは、
メダルを取れてきたが、
いわゆる、アルペン競技(滑降、回転など)では、
50年以上前に、イタリア・コルチナダンペッツォ
大会で猪谷千春選手(前IOC理事?)が銀メダル
を取っただけである。


80年代90年代そして前回冬季オリンピックと、
表彰台に近い選手はいた。
弾丸娘とよばれた川端選手(私ファンでした・・・)、
海和選手、木村選手、皆川選手は前回惜しくも4位、
etc,etc・・・・・・


オリンピックのアルペン競技でメダルを取ってこそ、
winter olympicのカーマが成就したと言えよう。


翻って、韓国圧勝の家電製品・・・・そして、多分
近い将来は、自動車だろう・・・・
彼らは、日本がやったことをやっているだけなのだ。


その秘訣は技術のイノベーションではなく、
泥臭いバイタリティで、日本製品を駆逐しているんだと
思う。


それでは、我々日本人に、今の日本人にバイタリティ
があるだろうか?
明治時代のようなアジア浪人がいるだろうか?否である。


東京都心の丸の内と霞ヶ関
セレブとエスタブリッシュメントが、小奇麗な服で
闊歩している。この不況下に、である。






中国はまだ、沿岸部を除いて、ほとんど日本の明治時代
である。


そこに徒手空拳で、ビジネスしようとする輩が、
韓国人であるような、気がする。


中国人と住む気がなけりゃ、中国では勝てっこないのだ。




我々日本人の戦略として言えば、どんな分野でも、
もし
その技術が圧倒的に彼らを凌駕しているならば、
まず、特許。商標。


次に、その技術を彼らに使わせるだけで、巨万の富が
入るシステムに、頭を使うこと。


アングロサクソン流に、やることだ。





どんな時代になっても、基本的な科学技術、ノーベル
賞受賞者数、などは、国家の競争力の指針になる。

お受験をしながら、バイタリティーを養う。


相反するメンタリティーが、国家の競争力を
養うのだ。
日本に足りないのは、バイタリティーである。





「草食系ですから・・・」と、もじもじ、している場合
じゃないのだ。