都内の電車の中刷り広告を見る限り、愛子さま
周辺が煩そうだ。




下世話な週刊誌の表紙を見ると、登校拒否とか、
いじめとか、はたまた転校だとか・・・・
いろいろ、ありそうだ。




ゴシップ新聞なんか読むと、大都市圏の私立でも、
学校行事やPTA的な活動に非協力的な親の子供は、
いじめられるとか、書いてあった。




考えてみれば、昨今の日本の小学校は(自分も
小学生の親だが)、全国的にかなり複雑な諸事情
を抱えてるようだ。もちろん中学校もそうだが。




大前研一氏が、最新の「プレジデント誌」(雑誌)で、
述べていたが、「少子高齢化の影響で、特に少子化
の影響で、昨今の若者に、リスクテイカーがいなく
なった・・・・・・(中略)・・・・・・・
企業が、社員に海外赴任を言い渡しても、家族で
現地に赴くのは1割にも満たない(ほとんどが
単身赴任)。そして、言い渡されても、自分は
長男で、年老いた母が日本にいるので海外赴任
は、遠慮したい、etc、etc
と断わりの文句が続く。いまの日本ほど内向きな
国は世界にはない。」と、断言する。



今の日本がだめになったのは、少子化の影響で、
次男坊、三男坊がすくなくなり、リスクテイカーが
減ったためだ、という趣旨の記事だった。







まあ、僕がさらに言えば、そのリスクをとらない
長男坊とその家族は、老いた両親並びに、
カミサンの老いた両親を介護している(遠隔
介護している)という状態。
一向に減らない地域や学校の活動(PTAも含めて)
を、まじめにボランティアで請け負っているという
状態。



いわゆる国家の年金システムと似た、決め台詞が
あって、
「自分たちはまじめに働いて年金を払った。
自分たちはしかるべき金額を受け取る権利がある」

「自分たちは(自分たちの同級生達は)まじめに
地域社会活動に参加し、PTAにも参加した。
自分たちは引退の身。休む権利がある。
今度は、君たち若い世代の番だ」

という、無責任なトップダウンである。




さっき書いたが、学校の行事でも裏方で協力参加
できないもんなら、子供が学校で村八分になる
顛末である。




愛子さんの状況をおもんばかって、全く違うこと
を考えて落ち込んでしまった。




とにかく、今の日本は、ほとんどが老人だらけで、
老人に富があるのも事実。



数が少なくなった今後の世代に、ツケを回すやり方
は、アクドイ。




できるできないは別にして、結論でいえば、

1.次世代の人数を増やす。
2.前世代の人間が、負担をシェアーする。

しかないのだ。



ただ、いままで日本政府が音頭をとって、
生めや!増やせや!って言っても、
戦争中じゃあるまいし、女性への強制力はない。




高齢化は悪だが、高齢者にも、もっと雇用機会を
増やし、地域や学校に関われる人間に、
減税などの恩典を与えるべきだろう。
負担をシェアーできるご老人には、年金を増やしても
いいくらいだ。




「自分は終わった」と、海外旅行ばっかり繰り返す団塊
世代も、引退しても、後の世代に協力するなら、
特典を与えるべきだ。
もともと、ピラミッド人口の歪さの元凶は前世代からの
負の遺産なのだから・・・・。
あと10何年で引退するかもしれない我々シラケ世代は、
前世代(団塊の世代)の負の遺産にピリオドを打つ覚悟
を持たねばならない。





いい傾向も出てきている。
都内では、小学校の登下校で、地域のご老人達
(どうみても70歳以上)が、交通安全の旗振り
しているところが多くなった。
すばらしいことだね。





ただ、次世代の人数を増やすのもそろそろタイム
リミットだ。




真剣に移民を受け入れる時期に来た、と思う。




国外に行けない(今年のハーバード大学の日本人
新入生はたった一人)長男某ばっかりの国が今の日本
なら、
国内での緊張(移民)が、リスクテイクにつながり、
ひいては新しい発想につながるのだ。





40年前なら、どんなガキも通ってた通過儀礼が、
いまの日本の学校には存在しない。



右肩上がりを望むなら、国内の緊張感は、
絶対に、必要、なのだ。移民をある程度受け入れて、
コンピューター的デジタル思考では解決できない
問題を、アナログ思考で解決する。




国内に活気がないのに、海外でモノが売れる
ことはマズないのだ・・・・・。