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開催国の南アがW杯始まって以来の予選危機だ。
最終戦、フランス戦に必勝を期すしかない。
まあ、フランスも調子でてないし、サッカーには
番狂わせがつきものだから、どうなるかはわからない。
そして今晩のハイライトは、韓国ーアルゼンチン戦。
1−1の引き分けか・・・・・アルゼンチンは南米
予選から調子がでなかったが、ここで韓国に大勝すれば
優勝候補に躍り出る。逆に点が取れず、スコアレスドロー
1−1で終われば、メッシも名前倒れで、戦術のない
マラドーナ監督の責任を問われる1戦になりそうだ。
個人的にはアルゼンチンを応援しているが、今回の
韓国チームは、実にタフで侮れない。いい試合に
なるだろう。
さて、土曜日のオランダ戦。カメルーンにやっとこ
勝てた日本は、オランダと勝負する必要はなくなったが、
士気の面から考えて大敗だけは避けたい。
前半を0−0で折り返すことがノルマになってくる。
後半10分くらいまで守備的に行ってもいいが、
攻撃のパターンをあと2つ3つ、オランダ戦で、
試さなければならない。岡崎選手の1トップでも
いいが、あくまで、後半の途中からギアチェンジし、
攻撃にいかねばばらない。
オランダから勝ち点1をとっても(引き分けても)、
まだ、16強は見えない。もちらん、カメルーン対
デンマークで、0−0で終わってくれればそんな
ラッキーなことはないが、この2チームは、16強
進出に、次戦で勝ち点3を義務づけられており、
0−0などで終わる虫のよい話はないと、思うのが
一般的だ。日本はカメルーンとは終っているし、
デンマークを徹底的に、この試合で分析する必要
がある。その分析によっては、デンマーク戦では、
カメルーン戦と同じ様に、本田選手の1トップで、
守備的な1−0狙いの戦術に戻すこともあり得る。
カメルーン戦で分析しなくてはならない。
トルシエ氏が語ったように、オランダ戦で、
主力やイエローをもらった選手を休ませるのも一手だ。
また、長身センターバック2枚しかないのは、どちらかが
怪我すれば16強はない。これも危険なので、
ツーリオ選手か、中澤選手を休ませ、岩政選手に実戦を
積ませるのも一手だろう。いきなりオランダ相手でしんどい
とは思うが、オランダには負けてもいいシチュエーション
なのだ。日本はカメルーンに勝ったので、3戦目に照準を
合わせることができる。デンマークは確かに強いチームだが、
今彼らは日本の分析より、目前のカメルーン戦だけだ。
彼らが本気で勝ちにくるパターンを次戦で、しっかり、
研究することができるのは日本の強みで、情報戦では、
デンマークの1歩先を行っている。
から勝ち点1を取れば、やはり日本は3戦目が決勝戦なのだ。
オランダ戦には勝つか負けるかしか、日本のチョイスはない。
引き分けはあまり意味をなさない。
だから、自分は、デンマーク戦のことも考えて、攻撃的に
行くべきだと言ってるのだ。オランダ戦で攻撃オプションを増やす。
デンマークに、攻撃の日本のバリエーションを読ませない。
カメルーン戦のような戦い方では、日本組み易しと見て、デンマークは
本田選手を潰しに来るに決まっている。だからこそ、オランダには負けて
もいいが、1、2点もぎ取る姿勢が必要なのだ。本田だけ抑えても
無理だと思わせることだ。そのために、森本選手、中村俊輔選手も
見せておくのだ。中村俊輔選手は、好きじゃないが、試合の残り15分で
2戦目出すのも、岡田監督は考慮すべきであろう。16強に残れば
それでいいのである。そのために今いる人材を全て活かしきる
べきなのだ。もちろん中村のコンディション次第だが・・・