どうやら、明日未明のデンマーク戦の先発に
変更はないらしい。
岡田監督らしい、頑固なまでのこだわり、である。



さて、もしメンバーが同じで4−3−2−1の
布陣ならどうするか?



トップは本田というより、松井と大久保の2トップ、
本田は下がり目で、2列目が本田という意識が必要。
前線で本田が自陣からのロングボールをキープするのは
攻撃のためじゃなく、日本の守備陣に時間を与えるもの。
そこを忘れてはいけない。



カメルーン戦では、松井、大久保、本田がノーマークで
仕事ができたが、オランダ戦では、2人のドリブらーの
シュート力が弱い弱点を見越して、PKエリア外では、
あえて2人をマークしないオランダの戦術だった。
デンマークもオランダ対日本戦を参考にして、もっと
上手に2人のドリブラーを押さえにくるはずだ。



したがって、
現状のトップ3人は、守備陣が自陣に戻って守備を整える
時間を与えてくれる3人だが、デンマークには脅威には
映らない。



日本は何をしなきゃいけないか?

(1)3ボランチの両翼の遠藤と長谷部が、大久保と松井に
オーバーラップし、攻撃参加をこまめに繰り返すこと。


(2)本田を壁にして、大久保と松井がワンツーでDFの足元
を抜くこと。トップの3人は、連動して攻撃すること。自分が、
自分が、とドリブルで抜いて正面ゴールに迫るのもいいが、
サイドに流れて、サイドをドリブルで突破し、
ゴール前に待ってる本田に低い弾道の速いパスを出してみては
どうか?デンマークオウンゴールを誘うこともある


(1)遠藤と長谷部も、速いグランダーのパスを本田めがけて
蹴り込む。


(3)長友、駒野の攻撃参加もあるが、これには期待はかけ
られない。もともとマンマークと守備重視で使われている選手
なので、サイド攻撃参加は難しいし、期待はできない。



同じ先発陣で、遠藤と長谷部が、はじめにバテるようなら、
日本の攻撃はうまくいっていると予想できる。しかし、
松井、大久保、本田が先にへばるなら、展開はカメルーン戦、
オランダ戦と同じ展開で、トップの3人が孤立して攻撃参加
しているパターンである。トップの3人は、いわば、守備陣
のために前線でボールをキープしている状態。
4−3−2−1や4−3−1−2は、得点の匂いがしない。



自分は、同じメンバーであっても、4−4−2に、
したほうが、得点の香りがすると思ってる。

4バックス陣は同じ。


ボランチにし、アンカーの位置に阿部、右に松井、左に遠藤
、トップ下に長谷部。2トップは、下がり目に本田と、前線に
大久保。長谷部と遠藤の位置が上がるので、どんどんミドルを
打てばデンマークの守備がプレスに来る。スペースに本田が
走りこんで、大久保と松井に軽くボールを出す。あとは、
ドリブルで一人抜いて、ゴールの隅に流し込むだけだ。


4−4−2だと、本田・松井・大久保の負担がなくなるので、
最後まで交代要員はいらないはずだ。あえて言えば、長谷部に
代えて稲本。遠藤に代えて今野。本田に代えて森本(または
岡崎)で、いい。



日本は1点を取れば、16強が近い。


スコアレスドローで終われるほど、デンマークもやわじゃない
だろう。スコアレスドローがあっても、ヒヤヒヤどきどきの連続の
結果でのドローでしかない。




今のメンバーで行くなら、長谷部選手と遠藤選手が、攻撃参加
できるか、できないかが、デンマーク戦の運命を分ける。
リスクを取って攻め上がるか?どの時間帯に勝負をかけるか?
先発よりパフォーマンスがあがる交代か?交代要員の意図が
わかるのか?


すべては、岡ちゃんの手に握られている・・・・・・・・