前兆

昨年3月の大地震以来、日本各地で地震が増えたという。宮城沖の大地震の前4〜5年も、小さな地震が宮城沖、福島沖、茨城沖で頻発していたのを覚えている。小さな地震の頻発を甘くみると、地震予知はできない。自分の経験でも、「いきなりドーン」の大地震はない。必ず、こまかい地震の連鎖が、大地震の悲劇につながっている。いま、サクッと地震が頻発してる地域を言えば、(宮城福島茨城沖は311後は頻発しており除く)1房総沖、2和歌山沖、3日向灘、4富士山周辺、5阿蘇山周辺、6秋田岩手内陸、7トカラ列島周辺、8沖ノ鳥島周辺。
他にもあるかもしれない。大切な事は、頻発してる地域は危ない、という事だ。全く違う地域で大地震が起きるかもしれないが、いままで頻発してる地域は特に注意が必要だ。それと、自分が最近気にし始めたのは、動物の異常行動だ。イルカが方向性を見失って浜に大量に打ち上げられたら、海洋の大地震を警戒すべきだし、いつも捕れてたネズミがネズミ捕りにかからなくなったら、内陸でも大地震が近い。気象庁地震予知連より動物の異常行動の方がアテになる。自分はネズミ捕りをしている農家の知り合いに、ネズミの捕れた数を、311後に毎月尋ねる様になった。今のところ、311以前、1年前の水準に戻り、ネズミはよく捕れているとの事。311直前の半年前は、全くネズミがかからなかったそうだ。関東の話しだが。どの地域でもいいが、ネズミを見かけなくなったら、ヤバイかもしれない。 地震より怖い天災がある。何か?火山噴火もそうかも、しれない。まだ怖い天災がある。それは彗星の地球への衝突だ。NASAがつい最近、10m級の彗星がニアミスを起こした、と発表した。また、かなり大きい彗星が、月の公転起動の内側を通ったと発表した。またドイツの衛星が危うく北京に落下するところだったと発表した。このところ、立て続けに彗星や衛星のニアミスである。一度100m級の彗星が地球の海洋に衝突したら、津波東日本大震災どころではない。いままで最大級の津波は、1960年くらいのアラスカ沖地震の500mと言われている(実際この津波は誰も見ていない)。この500m級の大津波が世界中に伝播する。それ以上に生物が死滅する原因は、衝突後の熱波と寒冷化だ。 地下深くシェルターでも造らない限り、人類は死滅する。1000年に一度の大地震ではないが。数千万年に一度は地球に起こる想定外だ。地震や火山噴火を軽んじるつもりはない。だが、アフリカ大地溝帯の火山噴火でサルが人類になった。やむ無くサルは二本足で歩き、火山噴火を逃れたから。大地震も悲劇だが、人間には逃れる場所がある。故郷を捨てる覚悟さえあれば。彗星衝突は、全人類とも逃れる場所はない。この想定外を日本は想定してるだろうか?否である。今のところ、彗星衝突を想定し何とか対処しようとしているのはアメリカのナサだけである。大地震も大噴火も人間に傲り(原発や建造物への過信)がなければ、動物としてサバイバルできるはずだ。人類が滅びるのは人類が造った技術の過信で、大地震や大噴火はそれを誘発したに過ぎない。「サルの惑星」のエンディングを見ればわかる。
人類にとっての本当の想定外、原発や核戦争で絶滅すること、さらに数千万年に一度の彗星大衝突で絶滅すること。この2点に尽きる。それがいつおこるかは、誰にもわからないことなのだ。少なくとも自分達が造った技術で絶滅しないことが大切だ。