大リーグ挑戦?

野茂投手が日本の球団を引退した95年当時に比べ、ポスティングというシステムを導入した今は、大リーグに挑戦するというのではなく、ちょっと試してみるか、という感じしか伝わってこない。
今まで挑戦した日本選手は多いが、成功したというレベルの選手は、
野茂、イチロー松井秀、長谷川、佐々木、黒田、大家、くらい。
まあまあだったのは、
井口、岡島、城島、新庄、田口、松井稼岩村、石井。

投手なら年間200イニング以上投げて最低10勝を5年以上、野手ならレギュラーで3割以上5年(or200本安打5年間)、または100打点5年(or20本塁打なら5年)、抑えなら30セーブ以上5年、セットアッパーなら投球回数が年間50イニング以上が7年間が、必要最低な大リーグ成功の条件だ。

この条件に厳密に当てはめると、大リーグ成功した選手は、野茂投手、イチロー選手、松井秀選手の3選手しかいない。

来年も日本から大リーグに挑戦するという。ダルビィシュ投手が大家投手並みの成績をあげるだろうか? 日本で首位打者を数回とった青木選手が、3割を5年間やれるだろうか?中島選手が田口選手のように印象深い控えになれるだろうか? 岩隈投手が黒田投手のような信頼を監督からもらえるだろうか?


全ては大リーグのシステム、アメリカの生活習慣言語になれるか、あるいは拒否するかに、かかっている。

初めから2〜3年で日本に戻る事を考えているなら、アメリカに行くべきでない。

アメリカに骨をうずめるつもりで、大リーグに挑戦すべきだ。

成功するかしないかは、日本での成績と、何歳で大リーグ挑戦するかで、だいたいわかる。黒田投手のように30才を越えて大リーグに挑戦し、結果を出す選手は珍しい。

そういった意味では、自分は、田沢投手(ボストン)、西岡選手(ミネソタ)そしてダルビィシュ投手の若さに期待している。最低5年間は頑張ってほしい。