領土問題

日中間の問題=尖閣諸島の領有問題に解決策は、多くない。パレスチナの様になる前に、何らかの積極的互恵的な解決策を考えるべきだろう。いがみあい、憎しみあい、戦争に至るのは、簡単なのである。

1、第3国・国連の管理下に置く。

2、共同開発する。
3、両国が交渉で不可侵地域と認定し、立ち入らない。


4、バーター(取り引き)。日本が実効支配する代わりに、中共に与えるものを条約化する。



しかし、ここまで両国関係がこじれると、上記の案はどれも実現の可能性は低い。



領土問題で人類は戦争を繰り返してきた。しかし、領土問題から経済協力を発展させた例もある。



ただ反目するばかり、ただ教条的に自国の正当性を主張するばかりでは、外交は発展しない。お互いが譲歩することが外交の基本だ。それが人類が二つの世界大戦から学んだ事。


威圧するばかりでは、歴史の針は世界大戦の前に戻ってしまうのだ。



また忘れていけないのは、尖閣諸島の領有権を台湾も主張している事だ。


日本は中共に対しまず、日中平和友好を破棄すると通告する事。


そして、中共が台湾の国家主権を認め、国連への加入を認める事を前提条件に、3国で尖閣諸島の領有問題を話し合うと提案するべきだ。


現状では、台湾の国家主権が明瞭でないために、尖閣諸島の領有問題の3国交渉が進展しない。



中共にとっては、台湾は尖閣諸島より核心的利益があると言い、日本の提案は言下に却下するだろう。それはそれとして、日中平和友好条約は破棄すればよい。台湾は日本にとっても死活的な利益があるのだ。


まず中共に提案して、連中の化学反応を待てばよい。台湾問題と尖閣諸島問題は密接にリンクしているからだ。


尖閣諸島領有問題で、中共が日本に1945年時の国際秩序を求め、時間軸を1945年時に戻したいと言うなら、日本は中共に、以下を明確にすべきだ。


1、沖縄・尖閣諸島は米国の管理下にある。
2、正当な大陸中国政府は国民党の中華民国政府。


ついでに言えば、チベット東トルキスタン中共の領土ではない。



中共が何も失わない状態で、日本と中共が交渉で領土問題を解決できるなどあり得ないのだ。