一触即発

尖閣諸島の事である。日本政府は領空侵犯に警告射撃をする、という。中国は、警告射撃に必ず反撃する、という。
もはや中共も、自分たちの野心を隠そうとはしない。経済力にものを言わせ、揺さぶりをかけて、海洋進出の足掛かりを掴む算段だ。
彼らの目的は海洋資源。地下資源の目的もあるが、当面は、水産業。漁場だ。中国近海の魚はほとんど取り尽くされて(工場排水で)、大洋に進出するしか選択肢がない。

日本新政権は東南アジア、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどに首相や特使を次々に送り、南シナ海への中国船進出を警備する警備艇の供与を約束した。
大陸での反日暴動の教訓は、行動の遅い日本政府にある種の危機感を与えた様だ。


日本政府が国際的に正しいアクションをとっても、中共人民解放軍に伝わると思うのは間違いだ。ここが、難しい。 何せ、相手は19世紀の帝国主義を引きずる、共産党の国だ。


まずは、米、英にならい、大陸の民主化、政治改革、少数民族への支援を着実に進めることだ。尖閣諸島は現状維持てきれば、それが一番好ましい。人民解放軍が、それを許すかは不明だが。


この日記に以前も書いたが、謝罪すべきことは、謝り、補償すべきことは、補償すべきだ。


そのあとは、なるべく大陸(朝鮮半島も)と貿易、文化、観光など最低限の付き合いに抑えるのが正解だろう。

具体的に言えば、中国韓国との貿易協定より、TPP、太平洋国家や東南アジアを重視すべきだ。 第一列島に位置する台湾、フィリピン、インドネシアもTPPに誘い込む事が重要だ。


中国韓国を孤立化させる、という意味ではない。彼らはもともとユーラシア大陸の影響が強く、海洋国家ではない。日本は海洋国家である。どうしても、彼らとの接点は見つけづらい。今、英国はEUを脱退するかどうかで、国内は揺れている。英国を地勢学的に見れば、北欧やロシア、米や加より近く、欧州大陸とは暗黒の歴史しかない。英国がEUを脱退しても、驚きはない。

話がそれたが、日本が大陸と良好な関係にあったのは、遣隋使と遣唐使の時代だけ。知らない大陸に対し、いつも片思いだったのだ。日本の近代が始まったのは黒船で、紛れもなく、太平洋から始まったのだ。


もう一度原点に立ち、大陸からの脅威に立ち向かい、太平洋に目を向けるべきなのだ。太平洋は、津波などで我々を叩きのめす存在だが、同時に無限の夢も与えてくれる。日本は本当に海洋資源に恵まれた国で、このユニークな地勢学的な優位性をとことん利用すべきなのだ。


もともと騎馬民族である中国朝鮮に、ただで海を渡すなど、先祖を冒涜する行為なのだ。


海洋国家で連係し、騎馬民族の侵略を阻止すべきなのだ。


大陸でのビジネスは、ほどほどに。と、言いながら、仕事で中国出張はきつい(笑)。馬鹿だね俺も(笑)