出張

月末に中国沿岸部南部に行く。
半ば仕事なので、好き嫌いの問題ではない。

尖閣諸島では毎日の様に中国の領海侵犯が続き、日本の航空自衛隊が威嚇射撃を行うという案も出ている。

いずれにしても、日本経済は、昔から、アメリカが好調なら、そこへ集中豪雨的に輸出し、今回は、中国の比重を高めすぎたのだ。

日本に欠けている思考方法はバランス感覚だろう。日本の様に小さな島国が生き残るには、どうしても多角的な思考方法が必要なのだ。


中国を排除するという一辺倒な思考方法では危ない。中国は使いようによっては、アメリカやロシアへの抑止力になる。


尖閣諸島近海に本当に地下資源が眠っているかは、きっちり調査しないとわからない。


いまのままの日中関係では調査すら難しい。ここの領有を主張する台湾も入れて、まず3国で共同の地下資源調査から始めるべきだろう。共同の調査が、日中の不測の事態への抑止力になり、関係改善の機運になるはずだ。


なるべく実務的に処理すべきなのだ。



ロシアとの北方領土交渉も、択捉島を除いた3島返還を目指す案が浮上している。


政治とは妥協の産物なのだ。お互いが譲歩することができるか否か、領土問題は、妥協できればすんなり解決するはず。


領有権を主張しあってるだけでは何も解決しない。