ヨルダン戦 敗戦記

自分の杞憂が当たってしまった。


2点取られ、本田・長友選手抜きの日本イレブンには
ドローに持ち込むことも出来なかった。



やはり、もっとデフェンシブに行くべきだった・・・




ヨルダン戦前に、豪州がオマーンとドロー。


勝ち点1で十分だったのに、監督・選手はじめ、
マスコミは、「勝って決める」の大合唱(笑)




アルベルト・ザッカローニ監督は、イタリア語は
流暢に操るが、イタリア人のサッカー監督の
範疇には程遠い。いい意味でも、悪い意味でも・・・



もし、この局面で、試合前に、有名イタリア人監督の
リッピ監督なら
トラパットーニ監督なら
カッベロ監督なら
どうするか?


「100%勝ち点1狙いである」(笑)




アルベルト・ザッカローニ監督は、日本のメンタリティー
に近い侍である。平気で、腹を切りそうである。




戦術的には、やはり前半はやい時期に何度かあった
チャンスを決められなかったのが痛い。
前田選手や清武選手を批判するのは、おかど違い
だろう。チャンスメークも出来ているし、バーを
たたいた前田選手のシュートも紙一重だ。



自分はやはり、SB、CBのバックス陣が、ヨルダンの
9番10番に簡単にドリブル突破されたことが
問題だと思う。
吉田選手は、韓国との3位決定戦(ロンドン五輪
でも、不用意な対応から1点取られた。
日本のバックス陣、特にセンターバックは、
ワールドカップまでは白紙で、実力は、横一線
だと思う。



あと、前線に、球が収まる本田選手の代わりの
選手はいない。ハーフナー選手はボールポゼッション
タイプの選手ではない。後半終了間際に、ハーフナー
選手の頭にあわせても、セカンドボールを取りに
行く選手がいない。本田選手とハーフナー選手の
違いを、回りがわかっていない。これは、監督と
コーチの指示に原因がある。
ポストプレーと同じ事をあの局面で要求するなら、
グランダ−の早いパスを香川選手に合わせるべき
だろう。昨日の試合でボールをキープできる選手は
香川選手しかいなかった。香川選手にキープさせて
SBや岡崎選手・清武選手が、ぺナルティエリア内で
ゴールを狙うイメージしか大量得点はイメージ
できなかった。



やはり、ザック監督の戦術に問題があったと見る
べきだろう。




これで、日本は、日程的にも苦しくなった。




コンフェデ杯を優先させるようだと、最終節の
アウェーでのイラク戦まで、W杯の2チームが
決まらない可能性は十分ある。コンフェデなど
後回しでいいのである。




次戦は、失うものが無い、勝たねば終わるオージー
が、日本の相手だ。非常に厳しい試合になるだろう。
本田選手と長友選手の早期復帰が望まれる。




特に、日本は狙ってドロー、勝ち点1を取れる
戦術がない。
全てはバックス陣が不安定だから、である。
90分間のサッカーは3分の1は引き分け、
である。狙ってドローを出来ないチームは
W杯では上位にいけない。