グループリーグ2戦目は、どこのグループも
生き残りをかけた試合になる。



日本対ギリシャも、生き残りをかけた壮絶な
死闘になるだろう。
ギリシャ戦に向けて悪いニュースがある。
雨・・・・・である。どうやら、マッチ当日の
現地の天気は「雨」らしい・・・・・
こうなると、キック力がある選手、高さの
ある選手(ギリシャは空中戦で来るだろう)、
ドリブラー、こういったクオリティーで先発を
考えないといけないだろう。
日本得意のショートパスが、今回も使えない
状況は十分ある。




雨なら、ボランチは、前半長谷部選手、後半
遠藤選手だ。長谷部選手のコンデションにも
よるが・・・山口選手より、青山選手の先発
が良いかもしれない。また、柿谷選手より
長身で、ロングボールが収まる大迫選手がいい。
昨日までは、1トップは柿谷選手と思っていたが


  
      対    ギリシャ




   

FW        大迫(→齋藤)選手



2列目     大久保・本田・岡崎選手



ボランチ  長谷部(→遠藤)選手    青山選手



SB・CB   長友・吉田・森重・酒井宏(→内田)選手




こんな感じの方がいいかもしれない。雨の状態にもよるが、
土砂降りでは細かいパス回しは絶対できないので、
少しでも高さがあり、フィジカルがあり、ミドルが打てて、
自分で運べる選手がいいだろう。調子が上向いているなら、
最後の交代枠に齋藤選手の代わりに香川選手でもいいが
・・・・今からでも、追加で呼べるなら、豊田・ハーフナー
・李選手あたりが、FWにいいのだろうが・・・・・

日本は、パス回しができないとトン死だからね。守備的戦術
・攻撃のオプション(空中戦など)が、全くないから・・・・
ピッチのコンディションが良ければ日本が勝つかもしれないが、
土砂降りなら「完敗」もある得るだろう。





日本にとっては、恨めしい天候だが、これもWカップ
である。今日明日と、キャンプ地のピッチに大量の
水でも撒いてミニゲームを2〜3回やっておくべき
だろう。ドーム球場でやれば日本代表が勝つかも
しれんが、これがWカップだからね・・・・・
以前オシム元日本代表監督が言っていたが、Wカップ
のピッチは戦場で、ウサギがライオンに襲われている
のに似ている、とか言ってた・・・・・つまり、
選手がウサギなら、死ぬのが怖いから、試合の最後
まで走りきるだろう・・・・・・という様なニュアンス
だった。
しかし、攻撃のオプションが少ない現日本代表。
「雨」は、しんどいな・・・・・  





何年か前、フランスのホームで日本代表が1−0で
フランスを破ったイメージ(堅守カウンター)か?
大雨・びじょびじょのピッチ状態では・・・・・
一か八か、ザックジャパンで何回か機能しなかった
3−4−3で、大博打するのも一手だ。
プールでサッカーする状態なら・・・・・である。
あるいは、FIFAのオフィシャルに試合前に再試合を
強硬に要求する手もある。ギリシャが再試合呑まない
と無理だが・・・・・




3−4−3
(実際は、5−2−3)



FW    ・大久保    ・大迫   ・岡崎


MF           ・本田


 ・酒井高(→長友)  ・長谷部  ・酒井宏(→内田)       



CB  ・今野(→ボランチ遠藤) ・吉田    ・森重



雨がひどく、ピッチが使えない状態なら、
SBの両酒井選手は、最終ラインに引いて、最終ライン
を5バックにする。またザックの戦術を残すなら、
本田選手はボランチの位置まで下がり、長谷部選手と
並列になる。5−2−3になる。
そして、3つのラインを作る。本田選手もロシアでは、
ボランチの位置まで下がっていたこともあるので、
経験済みだろう。非常に守備的な戦術ではある。
今のシステム(4−2−3−1)に戻したいなら、
ボランチの位置に今野選手が上がって、両酒井SBは
最終ラインに戻り、大迫選手が1トップに戻って、
本田選手がトップ下に戻る。後半、両チームの足が
止まったら、SBに長友・内田選手を入れて、ボランチ
にいた今野選手に代えて、遠藤選手を矢継ぎ早に
投入する。
この戦術は非常に守備的で、後半ある時間帯まで
ザックの戦術を使わない、いわば、コートジが
やってきた日本バージョンになる。問題は、長友・
内田・遠藤選手を一気に投入するまで、日本代表の
ディフェンスが持つかどうかだ。賭けである。




ただ、ヒディングのような策士なら、こういう
戦法は使うはずだ。実際、日本は2006年の
Wカップの豪州戦で、これでやられている。
日本の最大の武器を、後半20分過ぎまで隠す
戦術、最後に最高のカードを切る戦術で、奇襲作戦だ。
ザックは、勝負師じゃないので、多分やらないだろう。
しかし何度も書くが、ピッチが使えないコンディ
ションなら、10%位の確率で勝負手を打つかも
しれない。
案外、ギリシャの様なチームには有効かもしれない。





まあザッケローニは戦術のプロだ。
いろいろ、考えてるはずだ。




さて、
スペイン対チリ、ウルグアイイングランドは、
見逃せない一戦になる。

あと、興味深いカードでは、今回調子のよい
フランス対スイス、
アルゼンチン対イラン、
              がある。
アジア最高FIFAランクのイランが、どこまで
アルゼンチンに通じるか?実に興味深い。






スペインは、代表Aマッチで今までチリに負けて
いない。相性の良い相手だ。チリもスペインに
勝って引導を渡し、このグループを抜けたい
だろう。壮絶なマッチになるはずだ。






もっと、壮絶な戦いは、ウルグアイイングランド
お互いこのカード、引き分けでは事実上、自力で
GL抜けはない。日本も同じ状況だが、勝ちしか
ない。この試合はGL中、必死の壮絶な戦いに
なるはずだ。MUのルーニー選手は、2回目のW
カップで、未だにWカップ未得点。この試合で、
MUのFWの真価が問われる。オランダのファン
ぺルシー選手並みの活躍ができれば、イングランド
が勝てるだろう。ある意味、香川選手と同じ
状況にあると言える。





スペイン対チリ・・・日本時間19(木)am400
ウルグアイイングランド・・20(金)am400

そして、
日本対ギリシャ・・・・・・・20(金)am700






スペイン2−1チリ
ウルグアイ2−3イングランド
日本3−2ギリシャ



こんなスコアだったら、サッカーファンには
やめられない・おいしい結果だろうね(笑)