相手のSBを封じるため、ザッケローニ以下
イタリア人スタッフは、夜も寝ずに対策を
練っているだろう。
ザッケローニは戦術家なので、100%彼に
任せるしかない。





選手は、ギリシャ戦に向けて、90分間
走りきるコンデション調整、闘争心で負けない
メンタルの調整をやらなければいけない。
逆に言えば、ザッケローニは、チーム全員に
自分の戦術が浸透していると自負するなら、
一番コンデションが良く、メンタルが強いと
思う選手を先発に使うべきだろう。
そういった観点から言うと、香川選手、
長谷部選手、遠藤選手の先発起用にはちょっと
疑問がある。45分しか100%のコンディ
ションを出せない選手を先発で使うことは、
始めから交代枠をドブに捨てているのと同じ
だからだ。





コロンビアは日本戦は、コートジのように
SBがかなり前線まで張り出してきて、3トップ
のような布陣をとることが考えられる。
日本は、ラインを引いて、フィジカルや高さで
ボールをはねのける選手を選んでいないし、
そのような戦術もやってこなかった。





3トップには3トップで対抗することだ。
ギリシャもやってくるかもしれないが、多分
そこまで出来るSBはいないんじゃないかと思う。
あくまで、願望だが・・・・・コロンビアは
ウィングトップのようにSBが大きく前線に
出て、威圧した攻撃をしかけるだろう。




FW       柿谷選手


2列目    大久保・本田・岡崎選手


ボランチ   今野(青山)・山口選手


SB・CB    長友・吉田・森重・内田選手



いまはこういう布陣だが、
試合中に、相手のSBの張り出しに対処できない場合、
3−4−3の封印していた布陣に変形させるのも
一手になる。



3トップ    大久保 ・柿谷 ・岡崎選手


4ダイヤモンド      本田選手

        長友選手      内田選手

             山口選手


3バック   今野(青山)・吉田・森重選手



ボランチの一人がDFラインに吸収されて、SBが
少し高い位置に出る。本田選手は3トップの下に
動いて、大久保選手と岡崎選手が、相手のSBに
対面で対峙する。このシステムを試合中に変更
するんじゃないかと、自分は思っている。
香川選手を後半どこで使うか?だが、本田選手の
足が止まった時点で、ダイヤモンドの一番上
(トップ下に)交代すればよい。本田選手が90分
持つなら、本田選手はそのまま試合終了まで出せば
よい。今野選手は、ボランチもSBもCBも経験済み
なので、コンディションが良ければ出してもいい
だろう。今野選手の方がシステム・チェンジには
容易に対応できる。



ザッケローニは戦術家。

素人の我々が考えてる以上に、今、熟考している
はずだ。そう期待したい・・・・・





雨の対策は出来ているだろうか?
ギリシャ戦がコートジ戦同様の雨になったら、
日本のコンパクトなパス回しは通用しない。
ドリブラーの齋藤選手を1トップに起用しても
いいかもしれない。




こう考えてくると、選手選びには戦術理解度
ばかりでなく、高さやフィジカルの強さで、
豊田選手かハーフナー選手、気持ちの強さで
ツーリオ田中選手、李選手を選ぶなど、いろ
いろなオプションもあっただろう。今更
言っても始まらんが。




ギリシャに先制を許すと、コートジ戦以上に
厳しい戦いになるかもしれない。
ギリシャは先制すれば、自分達のカウンター
サッカーで日本を苦しめるだろう。




ともかく、先発は90分間コンディションが
良い選手を選ぶべきだろう。今まで
練習試合に出さなかったフレッシュな選手が
よい。その方が良い結果が得られるかもしれない。




3−4−3のシステムはコロンビア戦でも
いいが、
ギリシャ戦では、日本のリズム、コンパクト
なパス回し、緩急のリズム、特に縦パス、
楔のパス、こういった、いままで練習でも
試合でも出せてたクオリティーを100%
出すことが先決になる。




気合いも解るが、このチームは気合いや
フィジカルで勝ってきたチームではない。
もうすこし頭を休めて、インテリジェンス
マリーシアが発揮できる環境を各自
あと3日で作って、楽しいサッカーを
取り戻してもらいたい。




勝ち負けも当然あるが、Wカップは、
その国のサッカーを披露する場。それを
わきまえてプレーしてほしいものです。




それにしても、スペインは第2戦にどんな
メンバーでくるか?どんなサッカーを
するのか?立て直せるのか?
非常に興味がある。