昨日書いた文の補足。

  ①疾病の予防教育
  ②医療技術の問題・看護師不足
  ③高度医療
  ④老人介護
  ⑤終末医療安楽死脳死

①〜⑤の枠組みで、安楽死を考えようと、昨日は書いたが、そんなに
大上段に振りかぶらなくても、昭和初期、20〜30年前との比較で
老人たちについて考えれば、詰まるところ、「昔の年寄りは、死ぬ間際
まで動いていたし、また、昔、ご老人(80歳以上)で、生きていた
方々は、本当に強い方々だった」という一言に尽きるのです。


カミさんの父の母(祖母)は88歳まで、生きたそうで、亡くなる
半年前から寝込み、亡くなったらしい。自分の親父の母(祖母)も
89歳で死んでるが、やはり脳出血で、入院し、意識不明のまま、
3ヵ月後に亡くなっている。限られたケースで云々するのもいけませんが、
総じて昔の年寄りは、80歳以上ということで、すでに選ばれし方々
だったのです。健康の面からいってですが・・・。しかしながら、今
現在のお年寄りは(もちろん例外もありますが)、何かしら健康上の
問題を抱えており、しかも、昨今の医療技術の進歩もあいまって、
不健康なまま生きながらえてしまうという、皮肉な事情があります。
私は以前、この日記で書いたのですが、平均寿命云々する前に、
健康寿命(老人で大病するまでの寿命)とか、実働年齢(社会生活を
普通におくれる年齢)が大切と、書きました。昨日の日記とは若干
矛盾するのですが、アメリカ的に弱者を切り捨てろ!と言ってるわけ
ではありません。むしろ、①と④、⑤に予算を割いて、②③は、ある
程度、目をつぶっては?とも思っています。



一般のサラリーマンが、教育ローン、住宅ローンに追われ、やっと
子供を独立させ、退職金でローンを支払ったと思ったら、今度は、
両親の介護です。どこの金庫からお金を出すのでしょうか?そんな
金庫など、団塊の世代までしか(例外はありますが)持っていません。
今日、日経新聞に、介護施設での入所費用が書いてありました。平均
月7〜8万だそうです。これで済むわけがありません。どんな、サービ
スの悪い介護施設でも、月15〜16万はかかります。被介護者の
要介護度や、病状によってもかわりますが、子供の教育費とういう
レベルではありません。僕は、以前、介護について全くしらなかった
ので、介護費用は、(我々も介護保険を毎月2〜3千円払ってるので)
全て無料、あるいは2割くらいの個人負担だと思っていました。
女房に言ったら笑われました。
だから、徘徊やいろんな認知症をかかえたご老人に対しても、自宅介
護を選ぶ家庭が多いのです。

人生最後のたそがれ時くらい、国は、腹から、全額補償すると言って
ほしいですね。それから①の疾病予防にももっと、金を使ってもいい
はずです。
さっこんの子供は、野菜根菜果物など、健康にいい食品を全く食べず、
マク○ナ○ドとか、うどんとか、たこ○きとか、しか食べないそうで、
学校給食が崩壊寸前です。こんなところは、80年代のアメリカを
見るようです。「病気になれ!高度医療で守ってやる」っていわれて
もねぇ。僕も、高度医療機器を販売する立場なので、矛盾してるんで
すが、自分たちの子供たちの健康は、予防で守るしかないはずです。
人生の入り口と出口には金かけないとね!

昨日の補足でした。


本日、利益率過去最高更新。
測量士補国試まであと、1ヶ月半。そろそろ始めねば・・・。