セルビア・モンテネグロの監督は、Wカップ史上
最悪の敗戦に、
「第1戦に守備的過ぎたという批判で、攻撃的
 布陣に変えた自分に全ての責任がある。事実
 を、受け止め、しっかり前を向かねば。次戦の
 コートジボアール戦も厳しい戦いになる。」


責任の所在をはっきりさせる立派な監督です。




こういう(上のような)結果を見ると、どんな
選手を使ってもいいが、前半は日本も守備的に
いくべきだろう。



しつこく言うようだが、前半に日本の攻撃の
パターンを全て切るようなことはしないことだ。
中村選手、加持選手、サントス選手は、早くて
後半の頭から、だ。
前半は3−5−2の守備的布陣がいいだろう。




ジーコ監督も日本選手もよくやっている。あとは、
勝ち方・引き分け方、ゲーム運びの問題だけなのだ。
「勝つ、勝つ」と言ってみたところで、周囲を
納得させられる方法を取って、初めて勝利はやって
くるのではないか?その方法は、2番煎じ、
今までの焼き直し、ではない。

新しい方法なのだ。



豪州のヒディング監督は、後半ロングボールを
多用するより、日本のぺナルティエリア付近まで、
ドリブルやパス交換で、攻撃してきた。
あたり前なのだ。
日本代表が、ロングボールのケアの練習をしている
のを、見ていたからだ。
わざわざ、日本の練習台になるような試合を、
名将ヒディングがするはずがない。




日本はメディアを使っていない、という事。
4年に1度のワールドカップ。相手の試合や
練習・戦術をビデオや実際見て、研究するのが
当たり前なのだ。日本はむしろ欺いて、4−4
−2で行くと、メディアに露出させ、当日は、
守備的布陣の3−5−2にするとか・・・・。




例えば、中村選手、サントス選手、加持選手は
控えにして、
前半から、相手の目に付くサイドライン上で、
軽くウォームアップさせ、「出すぞ出すぞ」で、
なかなか出さない。クロちゃんも、気になって
前半は、ガツガツこれないかもよ。



昨日も書いたが、サッカーの本質は、チェスの
ゲームなのだ。

  ①引き分け再試合を前提としている
   (日本人、アメリカ人のメンタリティに
    あわない)

  ②死に駒を使えない
   (バスケット、アメフト、ホッケーは
    降ろした選手も使い放題。野球は、
    交代制限なし、ベンチにいる選手が
    交代要員)



だから、どうなの?って聞かれれば、


豪州の監督の様に、交代枠3人を効果的に
集中して出し、相手の疲れた時に出す、
べきなのだ。もともとドローを前提とした
ゲームなのだから。交代は効果的にすべきで、
タラタラ、1人、1人、1人としないで、
一気に集中すべきなのだ。
カップの様な短期決戦では、特に。




サッカー弱小国は、勝利に向かってなんでも
しなければいけません。





ブラジルではよく、サッカーでは「マリーシア
(狡さ・小ずるさ)」が大切だ、というらしい。
一番マリーシアが足りないのは、ジーコ監督かも
しれない。
自分は、そんなジーコ監督が、勝てない時の
長島監督(巨人)みたいで、憎めないんですが。
ただ、明日は、国と国の大一番なので、ジーコ
監督に、「マリーシア」を発揮してもらいたい。



諦めないで頑張って下さい。