社会保険庁年金記録を削除してしまったのは
おそまつだった。
いつも疑問に感じてたのは、約60歳になってから
ある一定額(個人によって違いはあるが)の年金を
もらうわけだが、61歳で死んだ場合、配偶者
がいれば配偶者は一定額、故人の分をもらう
場合はあるが、死んだ本人にとっては、
(死んだ本人が悪いのかもしれないが、
配偶者がいなければ)丸損だ。支払った分の
一定額以上を、
配偶者や親族に一時金として戻すのが筋だと思う。


結局、積み立て年金など国に頼らず、
401K等のようにこれからは、私的なものに
頼って行くべきなのだ。(もちろん私的な
年金が破綻することもあるが)


年金と国民健康(医療)保険が、ぐちゃ
ぐちゃになっていて、我々は混乱している。
医療費支払いは、国民の義務である。それで
病院支払い時で、2割負担や3割負担と
なるメリットがあり(残りは国の支払い)、
年金は、年金基金や銀行で当人が積み立て
ればいいのではないかと思う。
ただ、こう(アメリカの様に)してしまう
と、現役時代に、私的な年金基金を全く利用
してなかった層は、老後は悲惨であるから、
国民全員に年金支払いの義務を課しているの
だろう。


そういう国側のロジックはわかるが、
国民に義務と称して払い込ませた金を
、「なくなりました」じゃ、まっとうな
経営活動をしている企業人にとっては、
納得できる話ではない。


自分の年金記録もなくなってるかも
しれないが、我々の子供達の世代で
考えれば、国より私的な年金基金
変わっていくのもやむなしか・・・
ただ、我々より若い世代が国の年金
を積み立てなくなると、赤字の日本は
我々のまっとうな年金を、一定額削除!
と言って来るのは避けられない。
自分は団塊の世代の年金を支払って、
団塊の世代は、自分の親父の世代の
年金を支払ってきた。


考えてみると、一度たりとも、
年金をもらう側の金が、どこかの
金融機関に、ふんだんにあったためし
はない。(国の赤字体質のため)
税金(消費税・所得税法人税)で
補填すれば赤字体質でいい、という
脇の甘さがあるよね。


脇の甘い人たちに、我々庶民の泣けなし
の金を全部預けてしまうのは問題だ。
自分なら(自分はもう遅いが)子供達に
「国の年金の他に、どっかの年金基金
積み立てておけよ」と言うぐらいが
関の山だ。


今後日本も、アメリカの様に、勤務企業の
年金積み立てや、私的な年金基金が主流に
なり、国への支払い(年金の積み立てに
限って)は減っていくのではないだろうか?


社会保険庁のミス以前から、国の年金に
ついては綻びが見えていたのだ。
国の年金はねずみ講のようなもので、
新たに年金を支払う人達がいなければ、
成り立たないビジネスなのだ。