オプションで、カバードコール(持ち株を担保に
して、コール売りでプレミアムを稼ぐ)を
やっている。


ほんの数ヶ月前までは、ダウ工業もナスダックも
新高値を記録する勢いだったので、2回ほどカバード
・コールで痛い目(失敗)にあったが、
ようやく3度目の正直で、11月限月のコール売り
は、成功しそうな感じです。



ここでカバード・コールについて、よく知らない
方にちょっとご説明します。

(例)
今、住宅建設の株、DRホートンは$13ですが、
この株を500株所有してるとします。


ここで、12月限月の$15コールを、5本売った
とします。プレミアムは0.5ドル


どういうことかと、簡単に言いますと、

12月17日までに、DRホートンが、$15を
超えないという事に賭けて、
この賭けに当たれば、プレミアムの500倍、
すなわち250ドルが、儲かるというものです。
$0.5×500=$250


もし賭けに負けて、15ドル以上になった場合、

(1)12月17日まで待たずに決済する場合、
例えば、プレミアムが0.8になって決済する場合、
この取引は、空売りと同じ原理で、
売ったものを決済するので、
プレミアム0.5で売って、プレミアム0.8で
買う。

したがって、
(0.5−0.8)×500=−$150
この場合150ドルの損です。


(2)行使期限(12月17日)まで待って、
15ドルを越えていたら、
まるまるプレミアム分と15ドル以上の
差額のマイナスです。
例えば16ドルになれば、

−0.5×500=−$250
(15−16)×500=−$500
合計750ドルの損


ということになります。


カバード・コールでは、満期日に、
$16になったDRホートン株を買って
保有株の代わりに)、

次の限月(1月17日)に、
新たにカバード・コールを売って
($17コールなどを売って)、
プレミアム($1なら)を得ることも
出来ます。


儲けが出るまで、続けることが可能です。


何と言っても、上値の重い展開、
機関投資家個人投資家も、先行きに
不安を感じている相場で、
威力を発揮するカバード・コールと
言えます。

今のような地合いでは、この
カバード・コールをうまく使えば、
資産の保持をしたまま、現物株を
購入したり空売りしたりする事無く
(代金調達のリスクを避けて)、
おいしい取引ができます。


しかし、
どんどん行ってる上げ基調の相場では
絶対にこのカバード・コールは使え
ません。


上げ基調の相場では、LEAPS(
プットのネイキド売り)です。
担保なし(保有株なし)のプット売り
です。
上のカバード・コールと反対に
「ここまでは落ちないだろう。
ここまでは下がらないだろう。」
という賭けをするわけです。


カバード・コールは、
「ここまでは上がらないだろう。」
という賭けをします。


アメリカの証券会社に口座を持てば、
コール売り、プット売りとも可能ですが、
安いところでも、2万5千ドルの
口座維持代金をオプションでは求められて
います。
このブログでも何度も各証券口座を紹介
していますので、ご参照下さい。


今日はナスダック上がってるか・・・・
保有株の資産総額が上がり、
カバード・コールでマイナスが出る・・・


早く期限行使日になれ!っていう
感じですな。複雑ですね。


もう遅いので
おやすみなさい。