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アメリカの住宅大手株にDRホートンがあるが、いま約$14。
来年1月限月のオプションをみると、
コール$20は、プレミアムが$1.35
プット$10は、プレミアムが$1.75
コールもプットも、売りを想定してみると、
原市場価格が、$20に上がらないと予想する
方が、$10に下がると予想する人より、
一般的だということが、今の時点では判断できる。
プットのプレミアムが高いという事は、
投資家のセンチメントが弱気になっている
ことを意味しているからだ。
ただここで、簡単にカバードコール(持ち株
を担保にしてコールを売る)を仕掛けても、
目先の少ないプレミアムは取れるが、
長期を見据えた売買ではない。
DRホートンの経営陣が健全で、いずれ、
景気が上向く、そして、ここが絶対
潰れないと思うなら、
プットの売りを仕掛け、高いプレミアムを
頂き、万が一、$10を割ったら、
底値と思って株の現物所有する手もある。
カバードコールは、絶対上がらないと思う
局面で仕掛けるのは、プレミアムが微々たる
もので、うまみがなさ過ぎる欠点もある。
個人個人の相場観や、スタンス(順張りか
逆張り)にも、オプション売買は大きく
左右される。
アメリカのオプションで、第一人者の
シェルダン・ネイテンバーグ氏の本を
読むと、
いわゆる市場がつけたオプション価格と、
ブラックショールズ式から算出された
理論価格の乖離を利用して、
トレードしなさい、とアドバイスしている。
市場が高く見積もっているプレミアムを
売って、低く見積もっているプレミアムを
買う。
ただ、この売買方法は、資金力が続く人しか
できないんだけどね。
ヘッジファンドなんかは、よくやっている
戦略のようです。
市場がミスプライスに気づくまで、
トレードできる資金力なんて、我々、
端株個人投資家では、夢のまた夢なんだけどね。
オプションボラティリティ売買入門 (ウィザードブックシリーズ)
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