この日記で何度も書いているオプション取引
ですが、個別株の場合、
プット売りは、ショート(売り)ではなく、
相場感では、ロング(買い)、ブルです。


機関投資家は、このプット売りで、
leaps(長期間のオプション)では、
買いたい株に対して仕掛けるそうです。


たとえば、今、ギリアドサイエンス
タミフルの製造元)の
株価は$55です。
Leapsで、2010年1月満期の
プット$45を売ります。
プレミアムは今$4.4です。
5枚売ったとしましょう。
2010年1月までに、$45を
割らなければ、$2200、口座に入金
されます。


しかし、一度でも、2010年1月まで
に、$45を割ったとすると、
割り当てを受け、$45の株価の
現物を、5枚(500株)購入しなけれ
ばなりません。240万円ほどの購入
価格です。ただし、割り当てを受けて
現物購入しても、即、売却することは
可能です。


プットの売りの場合、とにかく倒産
しない会社の株にターゲットを
絞込みます。ただ、間違って倒産した
としても、プットの売り代金分だけが
ゼロになるだけです。コールの売り
は、株価が天井知らずにあげた場合、
リスクは無限大になります。
コールの売りはリスクを限定させる
ため、保有株の枚数(株数)を
越えない範囲で、売り建てます。
やはり、満期日途中で、割り当てに
あっても(コール売りでは、スト
ライクプライスを越えた場合)、
保有している株数を売却するだけで
いいからです。


ちょっと話がそれましたが、
プットの売りの場合、
買ってもいい株、あえて言うなら、
この値段まで落ちたら買いたい株に
仕掛けろ、と、専門家は言うみたい
です。



今日は、個別株オプションで、
長期間(Leaps)のプット売りに
ついてでした。



興味のある御仁は、アメリカの証券
会社に口座を開いてみては?



個別株の現物取引信用取引
先物取引、オプション。そして、
インデックスのオプションや、
ETFといった投資信託も、証券会社
によってはできます。
IB証券、FirstTrade証券、サール証券
などなど、どこでもオプションは
扱っています。



日本でも個別株のオプションがある
みたいですが、機関投資家が顧客
のようで、一般の投資家用では
ありません。しかし、
東証大証も、再来年くらいまでに、
一般個人投資家向けの
個別株オプション取引のシステムを
完備する方向のようです。



日本株のオプションが、安価で解禁
になったら、僕はすぐやるでしょうね。
そういう日が早く来るのを願っています。