一昨日秋葉原で起こった通り魔殺人は、アメリカの
ネット新聞等でも、かなり報道されて(時系列に)
いたようだ。




今日の新聞を見ると、母親のコメントが載っており、
「サカキバラと同じ年で、息子をずっと怖かった」
などなど。



この犯人の両親は、僕よりちょっと上の世代で、
だいたい同じ年ぐらいだろう。しかし、この
母親も、よくそんな事が言えたものだ。



子供の脳の発育で、よくゲーム脳になってる、とか
言うんだが、極力、TVゲーム、ネットゲームは
控えさせた方がいいと思う。これが、今回の事件の
原因とは一概に言えないが、
最近の若者を見てて、不安に覚えるのが、
デジタルな感覚で、全てを処理しようとするところ
だからだ。



自分らが若いころは、周りに、ほりものを彫った怖い
おにいさん達が銭湯に入っていたりして、社会に
恐怖を覚えていたんだが、不思議とこういう、
無差別な凶悪事件は、少なかった様に思う。
社会でわがままな振る舞いを許される風潮になって、
こんな凶悪犯罪が増えるのは、?である。
丸暴の方々が増えればいいというのでは全然なく、
社会や学校、日本の組織等、ある程度の怖さや
縛りがないと、こういう事件は今後増えてくるん
じゃないか?という事。
ただ、中国のように国家組織で、押さえつける
統治では、日本じゃ無理。
ある意味、アメリカ的な社会になって行かざるを
得ないのだろうか?




アメリカなら、その場で、警察じゃなくても、
一般人によって、この犯人は射殺されていただろう。
日本では、よほどのことがない限り、犯人を
まず逮捕する、と警察は教育されている。
警察の初動で、犯人を射殺するのは行き過ぎ
だろうが、犠牲者は0だったかもしれない。
日本の警察の捜査や、凶悪犯に対する対応は、
もう古びているのかもしれない。



もう30年近く前、僕がアメリカにいた頃、
よく、アメリカ人に言われてたことが、
「ハイウェーで、警察に車を止められて、
免許証を出す時は、胸ポケットや腰の
ポケットから絶対出すな。免許証は見える
ところからゆっくり出せ」と。
胸ポケットや腰ポケットから出すと、
警察は、運転手が短銃を出してくると思って、
「ズドン」と、撃ってくる場合があるからだ。



どうでもいいけど、日本も、いつかこんなに
人を信用できない社会になるかもしれない。




しかしこの犯人、
これだけ犠牲者を出しながら、警察に捕まってから
取調べで、いけ、しゃーしゃーと、号泣できる、
ホント、精神性を疑う。