昨日の日記の続きだが、世の中が暗いか明るいか、
不景気か、好景気か、
株が上がるか、下がるか、


全世界で、今どんな歌がはやっているか、
全世界の全ての年齢層が、どんな歌をよく聞いているか、
CD/DVDを買っているか、


ここらあたりを詳しく調査したほうが、
今後の経済が読めるんだよね。
日経新聞には、草の根の好況感までは書いてないからね。
経済の変動や、株価の変動を当てるのは、
科学じゃなくて、アートなんだよね。



話が飛んだが、今は、世代間の断絶・ギャップが
20年前、30年前より、よりひどく、
若者の歌う歌を、おじさん達はほとんどカラオケで
歌えない。自分の娘ぐらい離れた年の女性と結婚
してるおじさんが近くにいるが、
結婚当初は、奥さんに合わせて今の歌を覚えて
カラオケで歌っていたが、もう5年も経つと、
流行にキャッチアップ(はやり歌にあわせる)
気力も失せたと言っていた。



山口百恵の歌を、昔は60過ぎのオヤジが
歌っても違和感なかったが、
60過ぎのおやじにラップを歌えって言っても、
そりゃ無理だわ・・・・・



それだけ、音楽の世界でも、歌の細分化、
断絶が始まっている、という事。

この傾向は、1990年代初めくらいから
現れていたんだけどね。


名曲って、ほぼ全ての世代の口から
歌がメロディーとして出てくるんだが、
今は、全世界的に、そういった歌が
ない。あるいは少ない。



アメリカの新大統領は、異人種間の融合、
違いが強さをもたらすって言ってたけど、
自分は疑ってしまうんだよね。


違いがあっても、受け入れられる、
ポピュラーな価値観がなければ、
しんどいと思うよ。


歌で言えば、大ヒットする歌が、
なきゃ、そりゃしんどいよ。


ミリオンセラーって、ある特定の
人種や年齢だけでは無理だと、
思うんだよなぁ〜。



アメリカ発の歌のミリオンセラーが、
連発状態になったら、
サブプライムの傷も癒えて、上向きに
なったということだろう。



アメリカンポップをMTVとかで見てても
これはって曲(全世代・全人種に
受けそうな曲)ないもんね。




アメリカンポップスを、世界的に受け入れ
られる様に、どうやって作っていくか?





アメリカ大統領が、どういった価値観を
世界に波及させていくか・・・・・



世界的に受け入れられる新秩序価値観が
あるのかどうか・・・・・



なければ、ルネッサッンス(文藝復興)しか、
ないのか・・・・・



世代間の断絶や、人種間の断絶は、歌を見れば
わかる。
アメリカンポップスが復興しない限り、
アメリカの衰退は不可避だろう。
アメリカのイギリス化は否めないだろう。



英国を批判しているんじゃなくて、
英国の歌や習慣の代わりに、
共通言語(英語)や、金融システムが、
英国の遺産として残った。これだけでは、
世界を統合できないっていう事。



結局、その国の歌を好きになる、
文化を好きになる、
すかれる度合いは、その国の
国力を反映するものなのだ・・・




ビートルズローリングストーンズは、
大英帝国の最後の輝きだったしね。



アメリカもいよいよ、帝国没落への一歩を
歩み始めてしまったのか?という危惧を
アメリカンポップスの衰退から考えて
しまったね。今日は。