ルクセンブルクの3分の1

今日の日経新聞に、日本人の所得水準は首位ルクセンブルグの3分の1、すぐ後ろにスペインやギリシャが迫って、かつて世界2位の面影はない、というコラムがあった。 経済活力の停滞、という側面もあるが、世界の高所得国家に、活力があるとも思われない。 僕は経済活力停滞というより、日本の問題は端的に、全てに安売りすれば、なんとかなると思う体質だと思っている。 今日本の科学技術、特にニッチな技術、アニメ、などは世界のあこがれの対象なのに、我々自身が、他国も開発作成できるんじゃないかと、疑心暗鬼に陥ってると思う。韓国やシンガポールが一番近い物を作れるかもしれないが、それでも日本と同じ精緻な物を作るのは無理。 外国に販売する場合、しばらく彼らに作れない物を売る場合、もっと高目の販売価格にした方がいい。ジブリのアニメにしても、他の漫画でも、国家の財産なんだから、安売りしてはいけない。海賊版には国家の威信をかけて、法的な処置もとるべきだ。我々の所得が世界19位に落ちたのは、売れ製品を安く売った結果だと思う。松井選手は年俸半減で早々に契約したが、デーモン選手は未だに商品価値を下げないスタンス。デフレは悪でしかない。