4月号「週刊ダイヤモンドで、
無縁社会の特集記事が
あり、ついつい読み入ってしまった。




この日記で、東京(八王子近辺)でも、
お坊さんから聞いた話では、「毎日数多くの無縁仏(身元の
わからない遺体)があり、困っている」と、3〜4年前
からこの日記に何回か書いてきた。
何をいまさら・・・という記事だが、


自分の感覚とはかなり違っている。



自分は、地縁・地域活動がほとんどない東京で育ったが、
カミサンの実家周辺は、何かと、地域活動が多い。



むしろウザイくらいに多く、自分の仕事にも支障をきたす
場面が多い。
これも、住んでる土地柄にもよるのだろうが、

自分はたまには、地域活動に首を突っ込まず、
好きなことをできたらなァって思うことも多い。




一昨日は、一日中、近くの寺のお祭りで借り出され、
昨日は、神社のお祭りで奉仕活動。さらに夜は、
子供クラブの仕切りである。会長職とやらで・・・



大都会に住んでる方には、「エッー何それ?ただで
やってるの?」って思うかもしれないが、
地域活動(地縁)は、すべてタダでやるもんです。
慣れると怖いぐらい、タダで(ボランティアで)
やれるようになります。



近くに、東京や横浜中心部の方々が、家を建てて
お住まいに
なってる方もいますが、大都会真ん中から来られる
人たちは、この田舎独特の地域活動を嫌がって、
参加しない方も多いようです。
子供さんが地元の学校に通われている家は、
地域活動に積極的ですが、リタイア組みは、
ほとんど顔を出してはきません。




どちらがいいとは一概に言えません。



田舎のしがらみが煩わしく、大都会に出て行った
人が
幸福かもしれません。




ボランティアや地域活動・地縁はロジック
じゃないから、
あくまで感情の部分なのだから、
おのおの自分にあっている地域に住めば
良いのだ。



日本にはまだまだ、うっとうしいくらい
地縁関係に縛られている土地柄も多いと、
あえて申し上げておきます。




どのような家族構成が望ましいのか?
3世代で同居すべきなのか?
どのような価値観を世代間で共有すべきか?
敬老の精神って必要なの?
高齢化はどうするの?
資産財産・年金所得のないご老人を家族が
めんどう見るの?国が面倒みれるの?

エトセトラ、エトセトラ・・・・



30年後の老人の心配より、いま実際
身寄りがない、お金がないご老人が
いっぱいいらっしゃるわけです。



自分はこの日記で何年も前から書いてきた
いつもの台詞で、

お年よりは、

1.お金ありますか
2.人徳人望がありますか


この1.2.に属さない方々は、自分の
将来も含めて、

かなりヤバイことになるわけです。




地縁血縁がご老人の面倒をみている地域も
多いのですが、そんな地域はむしろ少数派
といえるでしょう。




これからどうする?じゃなくて、
無縁社会少子高齢化社会はすでに
社会のすみずみまで蔓延しているのです。



いまの歪を直すことが先決で、
俺らが年食ったらどうしよう?じゃない、のです。





だから私は言っておるのです。


体が動く限り、ご老人であっても、リタイア組で
あっても、
最期の際まで、お仕事されてはどうですか?と。



海外旅行が悪いとはいいません。



ただ、会社主義で定年までこられた方は、
定年後は、地域社会にボランティアで、その
会社で培ったノウハウや技術を還元したら
いいと思うのです。