中共のペレストロイカはいつだ?

経済力がGDPで世界2位になった中共。しかし、人民の格差(貧富の差)は、アメリカか、それ以上である。一昨年、大陸を旅行する機会があった。上海、広州、深せんから車で2〜3時間も走ると、そこは日本で言えば、明治時代以前の光景が広がる。上海や北京に住む富裕層と、大陸内部に住む農民の生活の格差は、本当にこの国は、共産主義(社会主義)なのだろうか?と、疑いを持ってしまうのだ。大陸に進出した日本企業は、中共の富裕層に恩恵をもたらしたが、一般的な日中両国民には何の恩恵も与えてないのが、大陸内部に行くとわかる。富裕層はますます富み、貧者はますます貧しくなる。これは日本でも同じだ。日本でも製造業は空洞化して、一般的国民には、日本企業の中国進出に何の恩恵もない。 民主主義と自由主義は、間違っても、資本主義の下にはこない。まず民主主義、自由主義ありき、なのだ。1民主主義2自由主義3資本主義の順序は未来永劫不変だ。 今の大陸中共に必要なのは、1人のゴルバチョフで、役立たずの指導者達や、老いぼれの軍部ではない。2010はターニングポイントの年になるだろう。多局化の結末に、世界大戦へと破局に至るか、民主主義と自由主義が勝利するか、 中共は打破されなければならないし、大陸はソピエト崩壊後の様に、分裂すべきだろう。ウイグル国、チベット国、雲南省広西チュワン族国、内モンゴル自治区はモンゴルに併合、東北にも独立国が必要だ。東北の朝鮮族を一部、朝鮮に帰して、南北の朝鮮統合させる。こういった事が現実になれば、中共の経済以外での世界のステータスは、アメリカに次ぐ世界No.2になる。どうしても分裂国家を作れないと言うなら、アメリカのような連邦制による大統領選をする民主主義もいいだろう。大陸内部を20くらいの州(省)にわけ、投票により代議員を選出する。代議員が大統領選に関与、あるいは、本人が立候補すればいいのだ。ただ一番の問題は、中共の軍部だ。軍部を統制するトップはシビリアン(選挙で選出)が必須で、軍人が権力を握ってはならない。いずれにしても、天安門広場毛沢東肖像画銅像はいらない。マルクスレーニンスターリンと同様、無用の長物だ。引き下ろすべきだろう。このような事をやって初めて、中共は世界から、本当に尊敬される存在になるのだ。抗日キャンペーンを政権党維持、国体維持に使う政治手法はいずれ後日、自国民から自分達に強烈な批判となって戻ってくる事を、中共は知るべきだ。日本にも苦言がある。いつの時代でも大陸中国は、日本には隣人だ。よきにつけ悪しきにつけ、彼らは避けて通れない隣人なのだ。隣人との付き合いは、自分の家と隣家を考えてみればいい。 「浅く、長く、付き合う」ことが基本だ。隣の奥さんに恋したところで、結末は、転居か離婚しかないのだから。国も同じことだ。あまり深入りしないことだ。だけど毎日それなりに挨拶することだ。こまめにお付き合いするのが前提で、昨今の日本人(都市生活者)が忘れている付き合いのイロハを、教科書通りに隣人(中国)に実践すればいいだけなのだ。お互いに君子の付き合いをすれば、近親憎悪には至らなくて済むのだ。