中共内部に何が??

次期(2012〜)国家主席も周何某氏に決まり、これで少しは安定するかと思ったら、今日、対米対欧州のレアアース輸出停止、というニュースである。レアアースの不足は、電化製品、ハイブリット環境車、風力太陽電池発電などの製造に支障がある、という。またアメリカにとっては、ハイテク国防関連の機器にかなりの影響だ。最新型ステルス機、最新型潜水艦、イージス艦など、である。 このままで行けば、大陸中国レアアースは15〜30年で涸渇するという。その危機感から動いた措置だと思われる。レアアースに限らず、鉄鉱石、石油、石炭、金銀銅プラチナに至るまで、15年前は輸出国で、今は純然たる輸入国が中共なのだ。15億人の民を養い、年にGDP8%以上の経済成長なぞ、どこまでも続けられるものではない。高度経済成長下でも、貧富の格差はますます広がっているという。共産党政府から見れば、90%以上の貧困層が、反日抗日のプロパガンダにより、デモで踊ってくれればまだ安心だろう。しかし、日本に行った観光客は、ほとんど親日になり、大陸に戻ってくる。特に、沿海部の大都市住民はますます、日本に限らず外資(外国)の重要性を気づき始めている。北京オリンピックと上海万博の学習効果である。両国の事情を知らない大陸内部の血気盛んな失業中の若者に、その捌け口として、反日キャンペーンを利用しているのだ。毎週末上海に飛ぶ友人に聞くと、上海では、むしろデモ隊を官製誘導したり、諸外国と対立するスタンスになってる指導部に、不安感を覚えて、資産をアメリカやオーストラリアに移す富裕層もいる、という話しだ。外国と偏見なしにアクセスできる中共の人民は、思った以上に現実的だ。昨年度は、アメリカに移民した大陸中国人は20万人以上いるとの事だ。日本人の移民と比べると恐ろしい人数だ。大陸中国の悲劇は、人口過密と貧富の超格差にある。 全ては大陸中国経済成長が、うまくソフトランディングできるかだ。大陸内部のインフラ整備には、まだあと50年は必要だ。これは、米国並みのインフラと想定してだが。ドイツ並みのインフラなら、あと100年は必要だろう。北京、上海以外の大陸中国の住居住宅についても、建て直せばあと100年は必要だ。どのような環境に住みたいかは全て、大陸にいる中国人次第だ。まともに住める環境が出来ないと思うから、富裕層は米国オーストラリアなどに移民するのだ。 中共政府は、真面目に自国内のインフラ整備をすべきだ。また、感情移入した愛国教育もやめるべきだ。 15億の中国人の将来に目をつぶる中共のやり方は、とても容認できない。日本や日本人は、大陸抜きでも生きられる。人口が少ないからだ。
お金が出来たら死ぬまで外国で楽しく住んで、大陸には、墓に入りに死んでから戻る。大陸を住みやすくするのは日本人でもアメリカ人でもない。それは中国人なのだ。 沿海部の都市に出稼ぎにくる内陸の農民を、来るな!と言って押し戻すより、住みやすい内陸を作れ!と言いたい。 被害を受けた南京市民やその子孫が、1万人規模のデモをするのは、理にかなってるかもしれない。ネットで焚き付けられて、憂さ晴らしにデモに参加しても説得力はない。お前はいったい旧日本軍に何をされたのか、聞きたい。これは我々日本人にも言える。一体全体どんな不都合を中共から与えられたのか?と。尖閣諸島は既に日本が実効支配に入っている。中共がそれを望むなら、譲るか闘うかしかない。その領土問題と、大陸でビジネスしている5000以上の企業と、30万人以上の日本人ビジネスマンと、その家族はひょっとしたら何も関係ないかもしれない。大陸に残ってビジネスするのも自己責任でいいかもしれない。 1920〜30年代の世界情勢に酷似してきたのか?中共が崩壊すれば解決するのか? あと10年くらいで結論は出るだろう。