広島と長崎は原爆に被災し、世界ではヒバクシャという言葉で通じる。そして今回である。メルトダウンがあれば、第2の敗戦である。われわれの親・先輩が必死に築き上げた繁栄はリセットされ、また、ゼロからの出発だ。 今回の天災に、天罰が下ったとの賜った政治家がいた。まったく容認できないが、どこかに我々も「おごり」があったのかもしれない。技術に対するおごり、経済に対するおごり、安全に対するおごり。東電や政治家を非難することは簡単だが、彼らに任せた我々にも、責任のいったんはある。深く受け止めなければならない。 浜通りの友人は、こちらに来ても仕方ないと言う。悲しい。子供達が心配で、受け入れ先を探しているという。 チェルノブイリの子供達を毎年、受け入れていた家庭が福島のいわきにある。今度は自分達の子供の心配である。悲しい。出来る限りの力になりたい。 神様のご加護がありますように。