放射能除染

今日の朝日新聞夕刊一面に、放射能汚染地域の地図が載っていた。
福島県は累積で年間1ミリシーベルト以上の区域は、総面積のほぼ50%にのぼる。福島県以外では、群馬県、栃木県の汚染地域の面積が広い。さらに、宮城県南部、茨城県の南部、千葉県北西部(東京都北東部)、東京北西部(埼玉県との南西部境)が年間1ミリシーベルト以上の区域だ。
上記の地域の他、岩手県と長野県の一部に高濃度汚染地域があると考えられている。
それにしても、どうやって、この広大な地域を除染するのだろうか?
放射能汚染をただ水で洗い流したり、表面の土を削っただけで除染と言えるのだろうか?
原発事故では、スリーマイルとチェルノブイリしか前例がない。アメリカやソ連は除染をやったのだろうか?
除染はやらないよりは、やった方がいいのは素人でもわかるんだが、一番いいのは、除染区域の乳幼児や妊婦を、移住させることだと思うが。
チェルノブイリ事故では事故後5年くらいから、甲状腺の腫瘍が増えて、累積では100〜500倍くらいになったという。通常は100万人に2人くらいの甲状腺腫瘍発生数が、数百人レベルになる計算で、その患者の大部分が若年者そうだ。しかも、原発20〜30km圏内の住人に安定化ヨウ素剤を配布していながら、水素爆発後もヨウ素剤は服用されていなかった。
これをもってして、東電や民主党政府が、原発事故にうまく対応したとは口がさけても言えない。
中共鉄道省と同レベルで最低最悪、である。