東京世田谷に限らず、静岡・長野から秋田・岩手までは、いわゆるホットス
ポットはかなり、散在するはずだ。

今朝の朝日の朝刊には、新潟でも、魚沼市一帯に、5万ベクレル超のホット
スポットが見つかったと、書いてあった。面白いのは、その周辺の市町村を
精査しても、必ずしも高濃度汚染地域ではない、ということだ。


これは、チェルノブイリ事故の汚染地域を見てもそうだった。チェルノ
ブイリから300KMも離れて高濃度に汚染されていたり、50KMで、
それほど汚染されていなかった地区もある。


この日記でも以前書いたが、英国のある地区は、いまだに羊の放牧も
できないほどのところもある。


要は、水素爆発後の風向きと雨に、どの程度曝されていたか。汚染度は
そこに大きく影響を受けていたのだ。だから、東京全体が3マイクロ・
シーベルトということではないのだ。





ガイガーカウンターで測定しても、放射能は除染できない。

今後は、除染の方法を真剣に検討すべきだろう。


今、福島第1原発で、必死に、原子炉の安定冷却・循環水の
除染を行っている。

アメリカのキュリオン社、フランスのアレバ社、東芝の除染装置
を使っている。
日立や東芝のエンジニアは、キュリオン製・アレバ製の除染装置
をもう丸裸にしたのだから、そろそろ、簡易型(小型)の家庭用
放射能除去装置(水質のみ)を、開発設計・販売したらどうか?


幸い、サンプルにできる汚染水や汚染された空気はそこら
じゅうにある。
定価80万でも、電気自動車よりは売れるはずだ。



福島、東京、関東の公共施設学校・病院などに搬入すれば、
飛ぶように売れるはずだ。
人助けとビジネスが一緒にできる。
家庭用簡易型の放射能除去装置を開発販売できれば、
故ジョッブス氏以上の天才企業家だ。





ただ困った、困った、だけでは何にも解決しない。


災い転じて福となす発想が必要だ。
そこが日本人の真骨頂ではなかったか?



と、鼓舞してみても、一番いいのは汚染区域から
早急に
退散することなのだ。
会津(福島)の親戚はもともと九州出身なのに、
「もう自分は80歳近くだよ」と言って、撤収
しない。
それはそれで(ご老人なの)はわかるが、乳幼児、
子供が小さい場合、親の心労はいかばかりか。
国の責任で高濃度汚染地区から、妊婦・乳幼児・
若い女性、の順に移住させるべきだ。



今やらないと、政府は結局、高いつけ(訴訟
代)を払うことになると思うよ。