アジア最終予選組分け決まる。楽に勝てる相手はいない。

日本は、豪州、イラクオマーン、ヨルダンと同組だ。もうひとつの組は、韓国、イラン、ウズベク、かタール、レバノン
どっちの組でも厳しかった。日本としてはイランを避けられたのは良かったが、アウェーのイラクも手強い。通例では勝ち点16なら2位以内、勝ち点14なら混線になると微妙だ。豪州が確実に日本以外で勝ち点合計4(ホームとアウェー合計)を取り続けて、勝ち点16ペースとすると、2位は勝ち点14か。となると4勝2分、3勝5分だ。4っ勝てれば、2っ負けられる。3っしか勝てないと、残り試合は全て引き分けで、負けは許されない。日本としては、イラクオマーン、ヨルダン相手には必ず4勝1分1敗で終わりたい(6戦して)。豪州に2試合とも勝ちは期待できないので、いかに、イラクオマーン、ヨルダンに勝ち切るかだ。
このように勝ち点から始めに考えると、非常に厳しそうだ。勿論、豪州、イラクにも下位チームへの取りこぼしはある。しかし、それを期待するのは他力本願だ。なにがなんでも、上記の3チームに最低でも4勝すること。そうなれば、日本と豪州で下位チームを潰せば、上位2チームと下位3チームの勝ち点差が開く。この展開に持っていくことが、最終予選のテクニックだ。
97年の最終予選では、同組から1チームしか抜けられなかったので大苦戦した。その後の最終予選は同組2チーム抜けなので、比較的楽に勝てた。
今回の3次予選では、日本もウズベクに負け、韓国も苦戦し、サウジは敗退した。アジアの上位チームと下位チームの実力が接近してきている。
まず日本代表はディフェンスを再構築すべきだ。相手をシャットアウトするくらい、前線からプレスをかけるべきだ。綺麗な試合をしようとか、綺麗なパスワークにこだわると、大変なピンチに陥るはずだ。
ホームで堅実に勝ち点3をとり続ける。これが大切で、前回のウズベク戦のようにホームであっさり負けるようでは、アウェーで勝っても、先行きは心配になる。ホームで勝ち点3、アウェーで勝ち点1が大切な戦略だ。ホームで1敗でもすれば、3位で終わる可能性が高い。