大震災から1年

あの大震災から1年。あの時自分は南会津からいわきの親戚・友人の求めで、那須塩原からレンタカーに乗り、ストーブに灯油とカップ麺など置いてきたんだが。もうすでに、あの時は原子炉はメルトダウン状態で、いわき市民は全戸ヨード剤を配布されていたにも関わらず、学童幼児にたいしても服用されなかった。

原発20km圏外の高濃度汚染地区の住民の移住もなければ、その地区の除染もない。ない、というのは間違いで、自主的に(自費で)避難移住し、自主的に(自費で)除せんしている状況だ。
しかし、東電の責任として、東電の社員や東電の資金を使って、避難、移住、除染などは一切行われていない。

政府は、かろうじて、体裁を整えるため、瓦礫の処理場など請け負う予定だが、それにしても、東電も政府も、自治体に「丸投げ」である。


ソ連にもできた事である。
責任の所在をはっきりさせて、関係者を処罰して、
放射能高濃度汚染地区の住民を、移住させるべきだ。自分は一貫して、移住させるべきだと、この日記には書いている。

その責任のほとんど全ては東電にあり、原子力推進派を無見識にサポートした自民党原発族議員、初動を誤った菅内閣にも、一部ある。
責任の所在をはっきりさせ、責任者と思われる輩は全員、潔く、腹を切れ。


岩手・宮城沿岸部の被災地と、福島・栃木・群馬・茨城などの放射能高濃度汚染地区に対する援助は全く別物で考えるべきだ。勿論、南相馬やいわきの様に、津波にやられて放射能汚染にやられた所もある。
しかし、福島市内の様に、地震の被害も凄かったが、それより、放射能汚染にあえいでいる地域がある。低濃度汚染とは言え、長期間の人体への影響は、グレーであり、最悪を想定して、チェルノブイリ事故並みの影響を想定すべきだろう。

目に見えない放射能汚染対策を後回しにしてはいけない。

今からでも遅くない。東電と政府は、目に見える形で、放射能高濃度汚染地区の除染をすべきだ。除染にかかる費用は、政府が真面目にやれば(笑)、数兆円以上かかると言う。このコストは個人や自治体でなんとかなる額ではない。

何度も言う。あの滅亡寸前のソ連にも出来た事だ。

後世の歴史家に、「この時の日本の政治家と官僚は無能で、何をやるのも遅く小出しで(too little、too lateで)、何も有効な対策をぜず、ざっと見積もって50万人以上が、この福島原発事故の犠牲になった。」などど、
言われないようにしてほしい。

まず、当事者は腹を切って、責任(刑事罰・民事罰、あらゆる責任)の所在をはっきり国民に示すべきだ。


あの沈没寸前(笑)のソ連にもできた事である。
永田町と霞ヶ関は、今晩から徹夜で放射能汚染対策をやりなさい。ぺーパー上じゃなく、アクション=行動する事ですよ。