首都直下型地震の確率は、70%を上回る、という。
あと5年で確実に起こるなら、やはり首都機能を
今すぐ分散すべきだろう。出来ることから今すぐ
やるべきだ。


ニュースで見たが、静岡県では津波の対策として、高台に移転を始めているらしい。また、鉄骨で組んだ、ひのみやぐらみたいな構造物を、御前崎周辺に建設中だと言う。どういうものかと言うと、地上4階建ての鉄骨の
建物で(壁は無い)、屋上には、100人以上が待機できるスペースがある。屋上にいくまでにも、踊り場があり、人が避難できるスペースがある。また、高層階に上る階段も工夫されている。お年寄りや身障者など車椅子を使う人のための広い螺旋階段がある。さらに、それぞれの踊り場には、津波で人が流されないように、硬いロープの命綱が置かれている。この構造物を100箇所以上、海岸線に建設するらしい。


この「津波用ひのみやぐら」がどれほどの効果があるか
不明だが、何もやらないより100倍よい。思えば、
自分のガキの頃から「東海地震」は必ず来るといわれて、既に30年。その間に、神戸の震災と、インドネシアの大津波、そして今回の,東北太平洋岸の震災である。多くの方が犠牲になった。やっと、静岡県も重い腰をあげた。以前は確か静岡県は、津波には、海岸沿いの3階建てに逃げろとか、歩道橋に逃げろとか言ってたと思う。やはり、インドネシアの大津波と東北太平洋岸の大津波を見れば、何かやらない方がおかしいと思うだろう。

前振りが長くなったが、本題は、静岡の話しではなくて、東京である。
既得権益者には面白くないかもしれないが、やはり
首都機能移転は、首都機能分散は、絶対的に不可避な
問題で、「今すぐ」の問題なのだ。


自分はこの日記で腐るほど書いた。自分の女房は東京都下の人間だし,自分も都内23区内に今は通痛しているが、首都移転の問題は、個人の思惑などはるかに超える問題だ。


まず始めに、天皇皇后両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家の京都御所へのご移転であろう。本来であれば、都庁や霞ヶ関、丸の内、永田町が率先して移転すべきだが、この人達は最も動きたくない人種である。だからこそ、まず、天皇家ご一家が京都に移転すべきだと、自分は考えている。言っておくが、自分は全く関西近畿地区に利害は無い(もともと北九州の人間)。京都には天皇家ご一家を受け入れるインフラがあるし(江戸時代には天皇家は京都にいたので)、京都の地盤はまだ、東京より固いという。もちろん、日本はどこでも同じですよ。地震の巣窟なんです、っていう御仁もおられるだろう。
だが、悪い中でも、もっともいいものを選ぶのが人生というものであろう。


長くなったが、東京下町の工場群をどこかに移転する
(丸ごと人もインフラも移転する)のは、待ったなしだ。


日本は第2次大戦・太平洋戦争で、はっきり負けるとわかっていながらズルズル引っ張り、最後は、広島と長崎の悲劇になった。


直下型地震は必ずやってくるのである。
同じ悲劇を繰り返してはいけない。
またまた、嫌な話しになったね(笑)