義母の体調がいよいよ悪い。
糖尿病腎症で、既に慢性腎症(腎不全)と言われて
約10年。


クレアチニン値は4.0で、高くはないが(透析は
8.0以上と言われる)、高齢でも有り、体内に溜まった水分を排泄できず、浮腫になって、心臓に(心膜に)水が溜まった状態だ。


病院に入退院で、出たり入ったりしてきたが、
最近はなかなか思うように治療できない状態だ。


女房も、義母には金のむしんばかりされたり、
いやいや同居した経緯もあって、義母には、
いろいろお世話が大変だったが(下の世話も
含めて)
やはり、こうなってみると、女房の実の母親で
あることには変わりが無く、
ちょっと毎日しょげていて、見ていて可哀想である。


こういうとき、自分からはなにも言えないし
何も出来ないが、お見舞いにせっせと家族で行って、
悔いの無いようにと思っている。



昨年(2011年)は、父方の義理のおじさん
(91歳)と、やはりアメリカにいる義理の
おじ(83歳)が相次いで亡くなった。この
寒い冬で病気のある老人には大変で、周囲にも
高齢の方々が亡くなっており、今度は、義母の
体調が悪くなっている。


自分の父親も、脳梗塞心筋梗塞を繰り返し、
胃ろうまでつけてるが、84歳か・・・。ゾンビの
様に、病院から何度も退院して復活してきたが
(病院から出たくて、個室からはって出て、倒れて
トイレで発見されたこともある)、自分もある
程度、お迎えは覚悟はできている。


それでも、今は自宅にいて、母親にあれこれ、
指図しているようである。
昨年なくなった義理のおじさんも、戦前派・戦中派
だが、この世代の人達の生命力にはほんと、感服
する。生きたくても戦争で亡くなった、生きたくても
特攻隊でなくなった戦友の分まで生きているようで
ある。


かれらが、戦後の高度成長を牽引してきたんだが、
国の医療保険料・年金負担もばかにならないはずだ。
その子供の世代である40半ばから50歳半ばまで
の我々は、年金破綻から病気にもなれず、場合に
よっては、70歳近くまで仕事をしなければ、
ローンも完済できない有様だ。


明治時代や、昭和初期に、どんどん、ブラジルや
アメリカ、中国に移民したように、外に行かねば
喰っていけない時代はもうすぐである(笑)。
出て行くのは簡単だが、高齢者の介護などを引き
受ける労働力を輸入しなきゃならない時代。
もう、もうその入り口には絶対入っているはずだ。
政府は何の対策もたてていないが(笑)