GWもそうだったが、このところ関東地方で中規模の
地震が起きている。
東北の大地震の時もそうだったが、大地震の前には
必ず、中規模地震が数年〜10年くらい前に頻発して
いる。
我々はこういった前触れには敏感になるべきだ。



1週間ほど前、NHKのニュースで、南海地震の影響を
東大の地震学者が検証していた。
フィリピンやインドネシア沿岸でも、10m級の津波
が押し寄せ、中国の上海でも、1〜2mの津波が発生
するらしい。上海東岸の海は浅瀬が広がっていて、
これまでの研究では津波がほとんど発生しないと、
していた。しかし、19世紀の日本の南海大地震の際、
上海に2m級の津波が押し寄せたという文献が見つか
ったそうだ。死者も出ていた。
国際的な津波情報のネットワークが必要だと、東大の
研究者は語っていた。




その趣旨に反対はしないし、至極まっとうな研究、
結論とも思うが、自分的には、外国の沿岸を心配
するより、日本の西日本沿岸に押し寄せる30m級の
津波の対策、津波の心配してほしかった、というのが
本音だ。




東北の大震災の津波で亡くなった方々には申し訳ない
が、あの311の津波被害が、今後絶対発生する東南海
大震災の教訓にしなければならないし、それが出来ない
なら、やはり、政府の怠慢としてもよかろう。
5年後かもしれないし、50年後かもしれない。しかし、
絶対、南海トラフの大地震は起こるし、30m級の
津波もやってくる。
岩手県普代村じゃないが、20m級の防波堤を、
万里の長城のように、西日本の沿岸線に今すぐ建設
すべきだろう。名古屋〜宮崎まで西日本の沿岸部が
壊滅した状態になれば、それは、東北の太平洋岸の
比ではない。津波によるGDPの損失を考えれば、
前倒しで、西日本沿岸部の公共事業(津波防波堤)
をやっても、決して損ではない。
原発の再稼働どころの騒ぎじゃないよ、西日本の沿岸
部のインフラが壊滅すれば・・・・