除染はやめた?

福島第1原発近くの高濃度汚染地域を除染する場合、国のコスト負担額が青天井になり、国は除染はやらない、というニュースをNHKでやってた。


どこまでが低濃度で、どこからが高濃度かの判別は難しいが、国の高濃度汚染地域の切り捨てである。


自分の印象をこの日記に書かせてもらうが、国は今回の原発事故に対して、ほとんど何もやっていない。
アメリカのスリーマイル島事故では、アメリカの事後報告書類は、厚い電話帳二冊以上あったらしいが・・・・もちろん、各種のヒアリング、ブリーフリングは数知れずだ。NHK衛星のアーカイブで放送していた。


アメリカはあの事故以来、原発建設は40年凍結である。


個人的な意見だが、福島原発近辺あるいは福島県の除染ができないなら、むしろ、茨城県東海村から福島第1原発までに、日本国内の原発を建設して集中的にエネルギー管理した方が有効だ。

原発事故周辺地域の住民は、除染なしには生活できない。国は除染するつもりもないし、原発難民を補償する気もない。


今後、福島のような事故が滋賀や福井で起きても、国は一切関知しないということだ。だったら、福島県浜通りから茨城県浜の住民には申し訳ないが、ここに原発を建設し日本国内にエネルギー供給するのも逆転の発想だと思う。

国が税金を使って今回の原発事故を補償できないなら、補償してもらう方向性を考えるべきだ。


いずれにしても、日本政府の事故対応は最低である。