東京電力と日本政府のことである。



やることが遅く、しかも、いつも小出し。
東電は大きすぎて潰せない、という。
デトロイトは市毎、丸丸、破産宣言する勇気があるのに、
東電に言えない勇気がない、とも思えない。



自分はことあるごとに福一にシェルターを造れと、
言ってきたが、もう遅い。




2011年3月30日のこの日記から。




原発を覆うシェルターを造るしか、もう方法がないのでは
ないか?チェルノブイリ事故と唯一違うのは、まだ核爆発
が起きてない点だけだ。東電と政府は数年かけて炉心を
冷やすと言うが、その間も、土壌と沿岸海域に放射能
蓄積され続ける。北海道から東海の太平洋側の漁業は
壊滅的な状況になるはずだ。シェルターで覆えば、北海道
と関西以西の農業は存続する可能性はある。どちらにせよ、
土壌・水系や海洋系に漏れ出た放射能は止められない。
最悪、大気に飛散する放射性物質のみ遮断するしか、現状
では手はない。土地をとるか、海をとるかの悲劇的な
究極の選択をする時期は迫っている。メルトダウンした
場合を想定し、原子炉の地下深く4重5重の地下室様の
コンクリートシェルターを造っておくべきだったのだ。
原子炉格納庫もそうだが、全体的な建築設計が、コスト
パフォーマンスばかり気にして、最悪事態を想定して
いなかったのだ。この期に及んでコストパフォーマンスは
言わないことだ。・・・・・・
・・・・・後略・・・・・・・・・・・・・・」




今になって400億の国庫投入。遅っせー!!!




2011年4月5日の日記「メルトダウン」から、





アメリカが福島原発事故のデータを分析したところ、
1〜3号機のうち、1機は70%炉心がメルトダウン
して、別の1機は30%が炉心損傷しているという。
コンピューターのシュミレーションで詳しく分析
したらしい。チェルノブイリ原発事故の様に、大気中
放射能が飛散しないのは、福島原発の炉心構造に
あるらしい。ということは格納容器は既にボロボロに
溶けてしまったことなのか?原発の地下は、放射性
物質だらけなのか?原発地下の放射能を測定すれば、
どの程度メルトダウンが進んだか、分かるのではないか?
原子炉周辺は高濃度で、人間が近寄れないのはわかるが、
ロボットやラジコン車にカウンターとカメラを付けて、
放射能測定、炉心近くの状況を把握できないのか?
それを公開してほしい。


もしメルトダウンが進行中なら、土壌、水系、海洋
汚染が気になってくる。汚染水が全部、海に流れる
わけではない。もっと地下深く、例えば地下20階
位のところに、鉛とコンクリートのシールドを造った
方がいいと思う。


内陸部の土壌汚染を遮断する、縦のシールドも
地下深く必要だ。南北にもそれぞれシールド(壁)
を地下に造る。地下鉄を掘るイメージだ。あるいは
地下都市のイメージ。床は太平洋海側に向けて
段差を付けて、何10ものトレンチを造る。汚染
地下水を太平洋海岸側に排水する。排水口から出て
くる汚染水を、汚染水回収船が受け止めるイメージ
だ。



800億円もの大金を使って建屋に布を覆うなら、
地下鉄を造るイメージで、地下にシェルターを
造った方がいいのではないか?今後、チェルノ
ブイリ型の大気拡散が起こらず、地下の土壌だけ
メルトダウンが進行したら、どうするのか?



予想通りに、チェルノブイリ型大気拡散が起こる
かどうかは、誰にもわからない。この原子炉を
設計したGEのエンジニア、フランスやロシアと、
よく協議してからシールドをどこに造るか考えた
ほうがいい。800億円が無駄になることも
ある。ロシアのチェルノブイリ事故責任者も
言っていたが、福島原発周辺地域の放射能
詳しく測定分析し、「どの部分をシェルターで
抑えるのか」決めた方がいい。建屋の布切れに
800億円出し、そのあとも、「いろいろな
シェルターを造る。事態打開にお金も出す」と、
東電と現政府(民主党)が言うなら、個人的には
一向に構わないが。



素人目に見て、原子炉を冷却する以外、この
腐った原発には効き目がないんなら、大量に
出る汚染水を回収処理するシステム、土壌
水系汚染を防ぐシステムにお金を出して、インフラ
整備(シールドも含めて)した方がいいと思うん
だが。原子炉を冷やし続けて、チェルノブイリ
型大気拡散が起こらなかったら、布切れはイメー
ジだけになってしまう。国民の税金を使うのだ
から、世界中の専門家、特に、アメリカ、フランス、
ロシアの専門家の意見聞いてから実行してほしい。
お願い致します。


地下鉄建設技師、地下トンネル設計者、環境工学
学者など国内外から呼んで検討してほしい。
お願い致します。


神様のご加護がありますように。」







2011年6月24日の日記では、「汚染水処理(続)」





「東電の発表によると、セシウムを吸着するシステムが
うまく作動しないので、放射能除去率は100分の1
程度でも、低濃度汚染水の処理をぶっつけ本番で実行
する、らしい。


しかし、外国から買った装置を東電(関連)の社員で、
うまく操作できるのか?自分は、初めから懐疑的だ。

・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつから、日本人はこんなに頑固になったのだろう?
東電は、何度もミスを繰り返しており、ここを追及
せず、ほったらかしで、実効的な対策を立てようと
しない。マジ、やばいと思うよ。


・・・・・・後略・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



地震津波を予見できなかったことへの東電の
責任は限りなく小さいが、


BUT

地下土壌汚染、海水汚染の処置を先延ばしにした
東電の責任は限りなく重い。